2014年8月15日〜17日にかけて、「コミックマーケット86」が東京ビッグサイト(東京国際展示場)で開催される。
コミックマーケット、いわゆるコミケといえば、前日からの高度な情報戦に始まり、ネタを仕込む始発行軍、キレイに整った列移動、そして開幕から始まる戦術的行動などなど、年2回のマナーとルールを守って楽しむお祭りである。薄い本やら商業出版の難しい妙にマニアックなジャンルの本やらが盛りだくさんな上、規模拡大の一途をたどるコスプレエリアを楽しみにしている人が多いのではないだろうか。
そしてもうひとつ、コミケ名物(?)といえるのが行列待機だ。ASCII.jp読者には説明不要な世界だが、筆者もコミケに参加しており、行列待機中はたいそう暇だ。今ではスマホ・タブレットがあるため、高度な情報戦を楽しみつつ時間経過を待つなどで楽になってきた。各キャリアも仮設基地局を持ち込んでベンチマークをするほどで、通信状況は年々快適になっているといえるだろう。
そこで今回は、行列待機中の読み物として、知らないと恥をかく、コスプレエリアでの撮影マナーと、カメラ単体で可能な撮影テクを紹介したい。モデルさんは、「14年夏・最速Windowsタブ決定戦!?—プールと防水タブでオトナの限界を試す!」に引き続き、黒田みこさんである。
「コミックマーケットカタログ」、公式サイトで
3つの注意事項をチェック
撮影者として参加する場合には、「コミックマーケットカタログ」はくまなく読むことを手始めに、コミックマーケット公式サイトにある「コスプレ&コスプレ撮影 サポートページ」で、要項を必ず確認しておきたい。さらに、撮影者向けの「コスプレ撮影の注意事項」ページがあり、基本的な注意事項として挙げられている以下の3点をチェックだ。
- 撮影するレイヤーさんに許諾をもらう
(無許可の撮影や盗撮などの禁止) - 撮影時は安全を確認
- 混雑時はスタッフ・警備員の指示に従う