パワーアップした15.6型ハイスペックノート「LIFEBOOK AH77/R」ロードテスト 第2回
Windows 8.1 Updateでメモリー効率が改善
「LIFEBOOK AH77/R」はHaswell Refresh搭載で基本性能がパワーアップ! (1/3)
2014年06月23日 11時00分更新
富士通の「LIFEBOOK AH77/R」(富士通WEB MARTの直販モデルは「LIFEBOOK WA2/R」)は、タッチ対応フルHDディスプレーを搭載したハイスペックな15.6型ノートだ。2014年夏モデルではOSにWindows 8.1 Updateを採用している点と、CPUとしてクアッドコアのCore i7-4712HQ(2.30GHz)を搭載している点が大きな特徴だ。OSとCPUの刷新により、前モデルからどれくらい性能が向上しているか気になる人もいるだろう。そこで今回は前モデルとのベンチマーク結果を比較しながら「LIFEBOOK AH77/R」の基本性能について紹介する。
主なスペック | ||
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製品名 | LIFEBOOK WA2/R | LIFEBOOK AH77/R |
直販価格 | 16万1352円から(富士通WEB MART価格、2014年6月9日現在) | 20万4120円(富士通WEB MART価格、2014年6月9日現在) |
CPU | Core i7-4712HQ(2.30GHz、4コア/8スレッド)、インテル ターボ・ブースト・テクノロジー2.0対応 | |
チップセット | モバイル インテル HM86 Express チップセット | |
メモリー(最大) | 8/16GB(16GB) DDR3L PC3L-12800 | |
ストレージ | 約500GB/約1TB HDD | 約1TB HDD |
ディスプレー | タッチ対応15.6型ワイド フルHD(1920×1080ドット) | |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 4600(CPU内蔵) | |
光学式ドライブ | BDXL対応Blu-ray Discドライブ(DVDスーパーマルチドライブ機能搭載) | |
通信機能 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11ac/a/b/g/n)、Bluetooth 4.0 | |
インターフェース | USB 3.0端子×4、HDMI端子、92万画素ウェブカメラ、NFC | |
カードスロット | SD/SDHC/SDXCカードスロット | |
テレビ機能 | ネットワークチューナー/なし | |
サウンド機能 | ステレオスピーカー、デジタルステレオマイク、マイク/ヘッドフォン端子 | |
オフィスソフト | Office Personal 2013/Office Home and Business 2013/なし | Office Home and Business 2013 |
OS | Windows 8.1 Update/Pro(64ビット) | Windows 8.1 Update(64ビット) |
サイズ/重量 | 約幅377.2×奥行き256.6×高さ16.0~23.8mm/約2.5kg | |
バッテリー駆動時間 | 約7.3時間 | 約7.8時間 |
新しいCPU「Haswell Refresh」の実力は?
「LIFEBOOK AH77/R」はCPUとして、5月に登場したばかりの「Haswell Refresh」ことCore i7-4712HQ(2.30GHz)を採用している。Haswell Refreshは従来の「Haswell」に続く新シリーズだが、大きな改善点はなく、動作周波数が100MHz向上しただけにすぎない。とはいえ前モデル「LIFEBOOK AH77/M」で採用されていたCore i7-4702HQ(2.2GHz)よりも若干のパワーアップが期待できる。
新旧CPUの性能の違い | ||
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製品名 | Core i7-4712HQ(2.30GHz) | Core i7-4702HQ(2.2GHz) |
コア/スレッド数 | 4コア/8スレッド | 4コア/8スレッド |
動作周波数 | 2.2GHz | 2.3GHz |
最大動作周波数 | 3.2GHz | 3.3GHz |
キャッシュ | 6MB | 6MB |
TDP | 37W | 37W |
内蔵GPU | インテル HD グラフィックス 4600 | インテル HD グラフィックス 4600 |
CPUの処理能力を計測する「CINEBENCH」を試してみたところ、新CPUを搭載した夏モデルでは確かにスコアは改善されている。「CPU」のスコアで見ると約1.3%程度の差ではあるが、処理性能は確実にパワーアップしているのだ。ただしその差を体感することは難しいかもしれない。
「CINEBENCH R11.5」ベンチマーク結果の違い | ||
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新モデル(Core i7-4712HQ) | 前モデル(Core i7-4702HQ) | |
OpenGL | 29.52fps | 27.17fps |
CPU | 5.47pts | 5.40pts |
CPU(シングルコア) | 1.46pts | 1.41pts |
(次ページ、「Windows 8.1 Updateでメモリー効率が改善」に続く)
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