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今度こそあの頂へ! ミクGTプロジェクト7年目の正直 第9回

3連勝を目指したミクZ4、第3戦は無念のノーポイント

2014年06月05日 17時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部 写真●鉄谷康博、加藤公丸

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レース序盤の追い上げから一転、悪夢が!

 決勝日も快晴で気温も高く、これほどまでにレース日和なオートポリスも珍しい。

 スタートドライバーを担当するのは片岡選手。ローリングスタートで#31 apr プリウスが突然ストップ。グリッドから動けなくなってしまう。このため順位があがり、さらにスタート後は1周目で12位までジャンプアップ、3周目には11位まで上がった。

 しかし9周目にGT500同士の接触に巻き込まれ、左のリアホイールを破損、さらにタイヤもバーストしてしまう。これが最終コーナーだったらまだマシだったのだが、残念ながらアクシデントが起きた場所はコースの半分の位置。そのため、半周をタイヤ3本で走らねばならず、ピットインした時点で周回遅れになってしまった。これではやくも勝負権を喪失……。

 ここからは、ポイント圏内になんとしても入るための戦いになった。最後尾にまで落ちてしまったミクZ4だが、コンスタントに47秒台で走る。気がつくと16位にまで上がっていた。そして31周目にピットイン。タイヤを交換しドライバーを谷口選手に交代してピットアウトする。アウトラップでは21位まで落ちたが、谷口選手のラップタイムも良く、どんどん順位を上げて18位になっていた。

 だが、42周目に再びレースが動く。#30 IWASAKI apr GT-Rがブレーキトラブルで1コーナーでコースアウト。タイヤバリアとガードレースを突き抜けるほどの大クラッシュを起こし、さらにGT500のマシンから白煙があがり、コースサイドにストップ。セーフティーカーが投入された。しかし、前戦富士とは違って、今回は最悪のタイミングでセーフティーカーが入り、ギャップを詰めるどころか再び周回遅れになってしまった。さらに、クラッシュしたマシンの撤去に時間がかかったため、セーフティーカーランは7周ほど行なわれて、レースが再開したときには残り10周という状況で、ポイント圏内という最後の望みも絶たれてしまった。

 そこからは、目の前を走る#7 Studie BMW Z4とのバトルが繰り広げられる。相手はルマン勝者の荒選手。しばらくガチンコ勝負が続いていたが、途中でミクZ4はGT500のマシンに接触されてしまい、大きく差が開いてしまった。八方ふさがりである。レース終盤に#9 国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DRがスピンしたため順位がひとつ上がり、最終的に16位でゴールしたものの、なんとも消化不良なレースになってしまった。

 ノーポイントという最悪の結果に終わってしまった第3戦 オートポリス。現在、40ポイントで、ポイントリーダー1位は変わらないが、最大のライバルである#11 GAINER DIXCEL SLSが今回も3位に入り、37ポイントと肉薄してきている。次戦、第4戦は仙台のスポーツランドSUGOで開催される。トップをひた走れるようにアツイ応援をしよう!

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