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今度こそあの頂へ! ミクGTプロジェクト7年目の正直 第9回

3連勝を目指したミクZ4、第3戦は無念のノーポイント

2014年06月05日 17時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部 写真●鉄谷康博、加藤公丸

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3連勝を狙ったオートポリス
しかし、負のスパイラルがミクZ4を襲う!

 第1戦岡山、第2戦富士で優勝し、開幕2連勝の勢いに乗っているGOODSMILE RACING & TeamUKYO。2連勝したチームにしかチャンスがない、3連勝を目指して第3戦オートポリス(大分)に挑む。

 予選が開催されたのは5月31日。例年だとオートポリス戦は9~10月の第7戦に設定されていたが、今年は第3戦に移動した。この時期になったために、オートポリスでは近年マレに見る快晴。気温は30度、路面温度は50度を超えていた。昨年は霧と雨で予選が中止になった(決勝日の朝に行なわれた)ことを考えると、この変更は正解だったのかもしれない。

 オートポリスといえば、ミクZ4が初めてポイントを獲得したサーキットでもあり、昨年は優勝し、初音ミクGTプロジェクト史上初の2連勝をもたらした縁起の良い場所でもある。

 しかし、朝の練習走行からタイヤのマッチングやセッティングに苦しめられる。ミクZ4は2連勝によってウェイトハンデが80kgにもなっており、レース直前で変更になった性能調整分10kgも加わって、想像を絶する負荷がマシンにかかっていたのだ。あらゆる手段を模索したものの、今ひとつ噛み合わなかったようで、片岡選手が「1'48.607」、谷口選手が「1'47.660」というタイムで、12位に終わった。

 迎えた予選1回目。アタックするのは片岡選手。ベストタイム「1'47.582」を記録したものの、ライバルたちは続々とコースレコードを更新。1回目が終了する頃には16位まで順位を落としていた。かなり苦しいことは予想されていたが、まさかの1回目敗退である。この後、ペナルティーでタイムを抹消されたマシンがあり、ミクZ4は15位に繰り上がったが、決勝は15番手グリッドからのスタートと、厳しいものになった。

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