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出そろった超小型PCベアボーンを使うならどれがいい? 第1回

インテルのNUC 超小型PCのスタンダードから必要な性能を学ぶ

2014年05月19日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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 インテルから始まった超小型PCストリーム。NUCからスタートして、気がつけば各社から手のひら大サイズのPCがいくつも登場するようになった。

 ASCII.jpで何度も紹介しているが、NUCのほかに、ASUS「ViVo」、GIGABYTE「BRIX」、ZOTAC「ZBOX」、ECS「LIVA」と選択肢が増えている。いずれも小さい筐体で特長を出しているため、インターフェースが豊富であったり、拡張性が豊富だったりと悩みやすい状態にになっているといえるだろう。

今回の特集で紹介する超小型PCはこちら。なんとなく、積んでみたかったんだ……!!

 そこで3回に分けて、最近の超小型PCをチェックしていく。まず超小型PCのメリットは設置スペースの少なさと、低消費電力にあるだろう。それでいて、ある程度のCPU性能があるため、フラッシュゲームは当然として、普段使いの多くに対応する。気がつけば、よくわからない消費電力になっている自作PCが部屋で轟音を奏でているユーザーも多いと思う。

 ゲーム以外など高負荷を必要としないときには、静かで省エネな環境であるほうが、月々の電気代も安くなり、それで浮いた分、またPCパーツを華麗に衝動買いできるのだ。そして、サブPCとしても性能を確保しやすく、大型PCとのセット運用でも何かと重宝するし、地デジパネルにVESAでマウントしてテレビで動画視聴を楽しむといった運用もカンタンだ。

 自作PCパワーユーザーである場合、何が必要か……というのは、釈迦に説法なのだが、そうでもない人向けに必要なものをまずは紹介しよう。必要なものは、OSとメモリー、ストレージ。これだけだ。

本特集で紹介する超小型PCに必要なものは、OSとメモリー、ストレージ。これだけだ。ドライバーが必要になるものが多いため、これも準備しよう

 組み立てとしては、メモリとストレージのセットだけでよく、とても楽で組み立て難易度も低い。ストレージは1.8インチと2.5インチのSSD/HDDに対応するほか、mSATA接続のものも増えている。そのため、気になる超小型ベアボーンを決めたら、次にどんなストレージを搭載できるのかを調べてパーツをそろえればいい。

ストレージはmSATA接続が中心。サイズは大容量化が進むが、高額なので64~128GBあたりがオススメ

 メモリーはDDR3に対応するが、ノートPC用のものを使用するため、うっかりデスクトップ用のメモリーを購入しないように気をつけよう。一部製品には電源ケーブルや無線LANカードが付属していないものもあるため、その場合は別途購入する必要がある。

メモリーはノート用のサイズを使用する。見た目でわかるので間違える可能性は低いだろう。最近のNUCはDDR3Lという低電圧メモリーを使用するので、そこは注意!

一部、無線LAN機能を有していないものもあるため、その場合は別途購入するか、有線LANを使用する

 (→次ページヘ続く 「インテル純正の超小型PCの拡張性」)

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