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出そろった超小型PCベアボーンを使うならどれがいい? 第1回

インテルのNUC 超小型PCのスタンダードから必要な性能を学ぶ

2014年05月19日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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大容量HDD/SSDを搭載できるNUC

 「D54250WYKH」および「D34010WYKH」は、先に紹介した「D54250WYK」と「D34010WYK」と見た目はほとんど一緒だが、背丈が異なる。D54250WYK/D34010WYKの高さが36mmであるのに対して、D54250WYKH/D34010WYKHは高さ51.5mm。その差は15.5mm。

D54250WYK/D34010WYKとデザインは同じ。天板に電源ボタンがある部分にも変更はない

 持ち前のコンパクトさは損なわれていないため、設置条件に大きな影響を及ぼす要素ではない。どちらかというと、搭載できるストレージの違いが重要になる。フルmini PCI Expressはなく、mSATA SSDを使用できない代わりに、2.5インチのストレージを搭載可能になっているため、比較的安価な大容量HDDを選べる。

正面。USB 3.0×2、ヘッドフォンジャック、赤外線ポートがある。側面の吸気スリットでストレージは冷却されるが、余剰スペースに穴を開けてみるのも一興

背面。mini DisplayPort×1、miniHDMI×1、USB 3.0×2、有線LANがある。同じく、排気ファンがある

裏フタを開けたところ。2.5インチストレージマウンターが顔を出す

 そのため、用途次第ではこちらのほうが都合のいい読者もいるだろう。たとえば、リビングPCとして使用するがファイルをローカルに置いておきたい場合や、オフィス用として考える場合は、仕様の違いが上記2点しかないため、やや大きいNUCであるD54250WYKH/D34010WYKHになる。あまり影響のない違いとしては、USB 2.0ピンもなかったりする。

裏フタを開けたところ。2.5インチストレージマウンターが顔を出す

ストレージマウンターを外すと、マザーボードを確認できる。わかりやすい違いとしては、SATAケーブルとSATA電源が延長されているところ

構成パーツは写真の通り。そのまま使用して、ストレージは大容量がいいというなら、54250WYKH/D34010WYKHだ

インテル純正の安心感と
ハイパワーCPUがウリのNUC

 インテルのNUCは、コンパクトでありながら、ハイパワーなCPU「Core i5/i3」を搭載しているのが特徴だ。小型でもデスクトップPC並みの性能を求める人には最適な選択となるだろう。

 さて、次回はインテルNUC以外の超小型PCをチェックし、NUCとなにが違うのか、どのような用途に最適なのかをチェックしてみよう。

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