大容量HDD/SSDを搭載できるNUC
「D54250WYKH」および「D34010WYKH」は、先に紹介した「D54250WYK」と「D34010WYK」と見た目はほとんど一緒だが、背丈が異なる。D54250WYK/D34010WYKの高さが36mmであるのに対して、D54250WYKH/D34010WYKHは高さ51.5mm。その差は15.5mm。
持ち前のコンパクトさは損なわれていないため、設置条件に大きな影響を及ぼす要素ではない。どちらかというと、搭載できるストレージの違いが重要になる。フルmini PCI Expressはなく、mSATA SSDを使用できない代わりに、2.5インチのストレージを搭載可能になっているため、比較的安価な大容量HDDを選べる。
そのため、用途次第ではこちらのほうが都合のいい読者もいるだろう。たとえば、リビングPCとして使用するがファイルをローカルに置いておきたい場合や、オフィス用として考える場合は、仕様の違いが上記2点しかないため、やや大きいNUCであるD54250WYKH/D34010WYKHになる。あまり影響のない違いとしては、USB 2.0ピンもなかったりする。
インテル純正の安心感と
ハイパワーCPUがウリのNUC
インテルのNUCは、コンパクトでありながら、ハイパワーなCPU「Core i5/i3」を搭載しているのが特徴だ。小型でもデスクトップPC並みの性能を求める人には最適な選択となるだろう。
さて、次回はインテルNUC以外の超小型PCをチェックし、NUCとなにが違うのか、どのような用途に最適なのかをチェックしてみよう。
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