全域F2.8の明るいレンズを搭載!
カシオ計算機「EX-100」
カシオ計算機の「EX-100」(実売価格は8万8000円前後)は、同社「EXILIM」シリーズのハイエンドモデルだ。EXILIMというと薄く、小さいというイメージがあるが「EX-100」はコンデジとしてはかなり大柄な部類に入る。
外観の印象はソリッドなデザインで存在感のある仕上がりになっている。レザートーン塗装されたボディーの前後両面にはマグネシウムダイキャストを、ヘアライン仕上げされたトップパネルには厚さ2mmのアルミ合金を採用。高い質感と剛性感があり、久々に持つことの喜びを感じられるカメラになっている。
撮像素子は有効約1210万画素、1/1.7型の裏面照射型CMOSセンサー。一般的なコンデジよりもセンサーサイズはちょっと大きめで、画質重視系の高級コンデジのイメージだ。
レンズは35mm判換算で約28mmから300mmの光学10.7倍ズーム。ズーム全域で開放F値がF2.8と明るいのが特徴だ。NDフィルターの機能も内蔵されているので明るい屋外でも明るいレンズを生かした撮影を行なうことが可能だ。
特徴的な撮影機能に「プレミアムブラケッティング」があり、2種類の撮影パラメータを3段階、計9枚の連写が行なえる。
一般的にブラケッティング撮影といえば、適正露出の前後やホワイトバランスなどの設定を変えて複数枚撮る機能だが、EX-100では絞りやシャッタースピード以外にもフォーカス位置やコントラストや彩度もブラケッティング撮影できる。
絞りを変えつつ、ピント位置を変えたりと2つの項目を重ねあわせてのブラケッティング撮影が可能だ。
シリーズ的には「ハイスピードEXILIM」に属しているので、秒間30コマの連写や1000fpsのハイスピードムービー、シャッターを押した前後を連写で記録できるパスト機能なども備わっている。また手ブレ補正機能は5軸に対応している。
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