初夏のデジカメ新製品を徹底チェック！ 第1回

ミラーレスからコンデジまで、夏前に買いたい注目新デジカメ7機種

クラシカルな外観に最新機能を詰め込んだ
オリンパス「STYLUS SH-1」

ミラーレス一眼の「Pen」ライクなデザインで高級感がある「STYLUS SH-1」。本体サイズは幅108.8×奥行42.4×高さ63.2mm。重量はバッテリーとメディア込みで約271gと軽量だ

液晶は3型でタッチ操作に対応。操作感はPenに近く、タッチシャッターや画面で効果を直接確認できるライブガイド機能にも対応している

バッテリーとメディアは底面から交換する

内蔵ストロボはポップアップ式。背面側のレバーで操作する

　オリンパスのSTYLUS「SH-1」（実売価格は3万8000円前後）は同社の人気のミラーレス機「Pen」シリーズのようなデザインを持つコンデジだ。

　金属質な薄型のボディーに合皮を組み合わせ、クラシカルな雰囲気をもつ。そんな見た目ではあるが中身は立派な最新機能が詰まっている。センサーサイズは1/2.3型、裏面照射型CMOSセンサーで有効画素数は約1600万画素だ。

　レンズには35mm判換算で約25mmから600mmまでの24倍光学ズームを採用している。倍率は高いが広角側で10cmまで、望遠側でも40cmまでの近接撮影が可能だ。

　また、多少ズームされて固定焦点になってしまうが、スーパーマクロモード時にはレンズ前3cmまで近寄れる。レンズ交換可能なミラーレス機や一眼レフ機ではマクロは専用レンズの領域になるようで、標準ズームでもそこそこ寄れるがコンデジに比べるとマクロは弱め。固定レンズでズーム域が広く、マクロも強いのはコンデジならではといえる。

　ピクチャーモードでは、Penシリーズでお馴染みのアートフィルター7種類を含め、14の特殊効果が選択可能だ。光学式5軸手ブレ補正機能を内蔵しているので、600mm相当になる超望遠撮影でも安心感はある。

最望遠側の600mm相当で撮影。プログラムオートで絞りはほぼ開放。感度はISO 125になっている。シャープネスが高く、ディテールに若干影響を及ぼしている。特にエッジ強調が強めな感じだ

こちらは広角からちょっとだけズームし、プログラムオートで撮影。絞りはF4.4で感度はISO 400になっている。ノイズは目立たないが、ディテールへの影響は若干見られる。シャープネスは高いのでモニターで100％の大きさで表示しないなら気にしないでいいレベル