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ローパスレスなミラーレス「α7R」を大解剖! 第2回

ピンぼけしやすさをカバーするには?

フルサイズ一眼「α7R(ILCE-7R)」を使いこなす!マニュアルフォーカス用アシスト

2014年05月12日 17時00分更新

文● 周防克弥

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 ソニーのデジタル一眼カメラ「α7R」は、フルサイズセンサーを搭載するミラーレス機だ。基本性能やボディの特徴を紹介した前回に続き、今回は「α7R」が搭載するフルサイズセンサーの特徴を紹介する。

しっかりとピントを合わせる

 まずはこの2枚を見てほしい。ようはピンぼけ写真なのだが、カメラの性能が悪いわけではない。被写体と背景の距離が近く、被写体が小さい場合によく起きる現象で、どんなカメラにも起きる可能性がある。

ほぼ最短撮影距離(40cm前後あたり)の被写体で、レンズは「Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA」。絞りF5.6、絞り優先オートで撮影している。準広角レンズで被写界深度はそこそこにあると思われる35mmだが、当然ながら近寄ると被写界深度は浅い

 「α7R」はセンサーサイズが大きく被写界深度が浅いので、ぼけが目立つ場合もあるだろう。こんな場合はAFに頼らず、思い切ってマニュアルでピントを合わせるという手段が効果的だ。

評価機の主なスペック
 フルサイズミラーレス一眼カメラ「α7R」
撮像素子サイズ35mm版フルサイズ
有効画素数約3640万画素
ローパスフィルターなし
感度設定ISO 50~25600
ファインダー0.5型EVF、236万画素
背面液晶3型、92万画素
無線LAN内蔵
本体サイズ幅126.9×奥行48.2×高さ94.4mm
重量(本体のみ)約407g


ソニーストア
 

(次ページ、「背景をぼかしやすい=被写界深度が浅い」に続く)

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