カメラとライブビューリモコンを接続する
次は、ライブビューリモコンを設定する。ベルトで腕時計のように装着し、離れた場所にあるカメラの映像をリアルタイムに確認したり、撮影などの操作が行なえるのだ。カメラとは無線LANで接続するので、あらかじめ設定しておく。ライブビューリモコンそのものも3m防水なので、サーフィンなどの水上アクティビティーでも利用できる。ちなみに、水中では無線LANがつながらないので、ダイビングなどでは利用できない。なお、今回は1台のみを接続したが、最大5台までまとめて操作できる。5頭までの愛犬を引き連れて、それぞれの視点での撮影も可能だ。
アクションカメラと散歩に出かける
準備が整ったら散歩に出かけよう。ライブビューリモコンの録画ボタンを押せば録画スタート。もう一度押せば中断。撮影モードを静止画にすれば、デジカメとして写真が撮れる。
ライブビューリモコンの画面は屋外でも見やすく、映像のチェックには十分。バッテリー駆動時間は約4時間だが、「HDR-AS100V」の駆動時間も4時間5分なのでちょうど良い。散歩程度なら、最初から最後まで撮影し続けても問題なし。丸1日でかけて撮影する場合は、時々電源を切って、撮影したいシーンだけ起動するようにすればいいだろう。
愛犬の目線で動画・静止画を楽しむ
撮影データは「PlayMemories Home」で閲覧できる。ソフトをインストールせず、記録メディアから直接開くことも可能だ。写真はメモリーカード内の「DCIM」フォルダー、動画は「MP_ROOT」フォルダーに保存されている。microHDMI端子から、大画面テレビに出力してもいい。
1350万画素のセンサーを搭載しているだけあり、画質は動画も静止画も十分キレイ。愛犬の目線で撮った動画は新鮮だ。音もきちんと撮れるので、面白い。
何度か散歩に出て、気になった点がある。愛犬と散歩していると、女性が声をかけてくることが多いのだが、低い位置のカメラがとても危険なポジションになることがある。カメラが見えているので悪用はできないだろうが、注意しておきたい。万一、盗撮の嫌疑をかけられたときに、変な映像が撮っていると目も当てられない。
初期設定では手ぶれ補正機能が有効になっている。この補正機能を無効にすると、画角が120度から170度に広がる。とはいえ、愛犬に装着するなら手ぶれ補正なしはきつい。基本的には有効にしておこう。
スマホをリモコン代わりに利用できる
iPhoneやAndroidスマートフォンをライブビューリモコン代わりに利用することもできる。「PlayMemories Mobile」アプリをインストールし、NFCもしくは無線LANで接続する。あとは、画面にプレビューが表示されるので、シャッターボタンをタップして撮影する。Androidアプリのリンクはこちら。
PlayMemories Mobile | |||
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価格 | 無料 | 作者 | Sony Corporation |
バージョン | 4.2.3 | ファイル容量 | 7.8 MB |
カテゴリー | 写真/ビデオ | 評価 | (3) |
対応デバイス | 全機種 | 対応OS | iOS 5.0以降 |
愛犬目線の動画は想像以上に新鮮だ。そもそも、飼い主である自分が見上げられて写っているのが面白い。犬が興味を示すものも、低い目線で見られる。ほかの犬とじゃれあう機会があるなら、最高の癒やし動画が撮れることだろう。中~大型犬を飼っている人なら、「HDR-AS100V」とドッグハーネスは持っておいて損はない。思い出の動画をハイビジョンで残しておこう。
次回
ペットの健康管理も飼い主の仕事
次回は、富士通の愛犬用健康管理サービス「わんダント」を紹介。犬とはいえ、人間に飼われていれば肥満などの生活習慣病にかかることもある。日々の健康管理が重要なのだ。そこで、「わんダント」を利用して、歩数やぶるぶるの回数、周囲の気温などを記録し、健康管理に役立てたい。
筆者紹介─柳谷智宣
1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。
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