2014年4月23日に、Facebookがライフログアプリ「Moves」を開発したProtoGeoを買収した。Movesは、アプリを起動しておくだけで、1日の行動履歴を細かく取れるアプリ。今回はMovesの使い方を紹介しよう。
Facebookがユーザーの行動履歴を手に入れる日が来た!?
Facebook離れといった話題も耳にするが、フタを開けてみれば2014年度第1四半期の売上高は25億ドル、2013年の第4四半期から1日当たりのユーザー数は5.9%増加している。特にモバイル関連が伸びている。そんなFacebookがライフログアプリMovesを買収した。
ProtoGeoは2012年に創業したばかりの企業だが、2013年1月にMovesを公開。スタイリッシュなUIとチェックインサービスの「foursquare」との連携機能で人気を集めた。Movesはモーションセンサーで歩数を計測しつつ、GPSで場所もチェックする。そのため、1日どのように動いて、どこでどのくらいの時間を過ごしたのかが丸わかりになる。自転車やジョギングといったアクティビティーも記録できるのだ。今のところ、Movesは今後も独立したサービスを提供する予定だ。しかも、従来は300円だったのだが、今は無料。ぜひ、インストールしておこう。
Facebookはすでにさまざまな個人情報を収集しているが、これにより人の動きまで把握できることになる。投稿の内容や写真と行動履歴をマッチングさせたビッグデータは値千金であろう。くれぐれも情報の漏洩や悪用といったトラブルが起きないことを願う。
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Moves ![]() |
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価格 | 無料 | 作者 | ProtoGeo |
バージョン | 2.6.3 | ファイル容量 | 9.6 MB |
カテゴリー | ヘルスケア/フィットネス | 評価 | ![]() ![]() ![]() ![]() |
対応デバイス | iPhone、iPad 2以降 | 対応OS | iOS 7.0以降 |
身長・体重・メールアドレスを登録する
アプリを起動したら、まずはセットアップ。身長体重を登録して、消費カロリーを算出できるようにする。また、メールアドレスを登録し、アカウントを作っておけば、データを保存しておける。
初めての時だけ場所を登録する
アプリを起動したら、準備は完了。バックグラウンドでデータを収集してくれる。移動先に着いたらMovesを起動してみよう。最初は住所のみが表示されるが、場所を登録すれば、次回以降は自動的に表示されるようになる。場所はfoursquareのデータと連係しているので、たいがいのスポット名は楽に検索できるはず。1ヵ月ほど利用すれば、自分の行動範囲は一通り登録されるだろう。こうなれば、意識せずにライフログを収集できるようになる。
移動手段も登録できるが、これはある程度自動で設定される。移動速度が遅ければ徒歩、速ければ自転車や交通機関といった具合だ。もちろん、後でタップし、変更することも可能だ。

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