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お台場の新ショートカット! 国道357号東京港トンネルを歩く

2014年04月12日 15時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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約1.5kmのトンネルを大井側から入り
お台場側に抜ける

大井側のトンネル入口。設備がほとんどない状態。円筒を構成するセグメントは9ピースとのこと

傾斜4%とけっこう急な坂になるが、歩いているぶんには風景が変わらないのもあって、あまり傾斜は感じなかった

少しトンネルに入ってから、入口方向を撮影したもの。傾斜4%の具合がわかるはず

中間地点で行われたスライドショー。内容は東京港トンネルができるまでというもの。壁面をスクリーン代わりにするのはけっこうステキだ

そして突如接近してきた車両

荷台で和楽器によるコンサートがスタート。演奏者曰く、音の反響が面白いとのこと。とくに和太鼓の反響がユニークでよかった

演奏終了後はヘルメットを再度装着して、演奏をしながら車両とともに撤収。なにかとてもクールな絵だった

トンネル内は非対称の構造で、写真右の部分は点検用の監査路になる

トンネル内にあった標識。工事中なので20km/hまでの制限

点検用の監査路

トンネルの各所にあった避難通路への入口

最終的には避難通路に降りる滑り台が用意されるようだ

滑り台はまだ設置されていなかったので、狭く急な階段で避難通路に降りることになった

道路の真下に伸びている避難通路。一直線の構造だ。上を走る道路とこの避難通路は、シールドマシンが2m掘削するごとに敷設されていった

避難通路は一定間隔で緑の蛍光灯が配置されている

緑の蛍光灯が作る光の輪が美しい

再び道路に戻る。ここはトンネル最深部あたりの風景。写真左が大井側、右がお台場側

仮設の蛍光灯が規則的に配置

監査路側も同様に蛍光灯が配置されていた

各所にあったメモ書き

詳細は不明だが、工事中に事故が起きた場合の警報装置と思われる

お台場側に向かうときは傾斜4%を登っていくことになる。また出口付近は軽い左カーブ

お台場側の出口

出口付近にはプレートがある

大井側と同じく入線部はコンクリ剥き出しの状態になっていた

写真中央のラインに国道357号東京港トンネル(羽田方面)があるわけだ

走行可能になるのは2015年度内

 東京港トンネルウォークの様子をお届けしてきたが、アスファルトの敷設など道路として機能するのは、2015年度内とされている。早ければ年内なので冬コミ時の移動ルートになるかもしれない。お台場方面から大井に向かう場合は、大幅なショートカットになるため、余裕をもってコミケ会場の東京ビッグサイトから帰れるようになるだろう。

 なお、2015年度に先行して開通するのは、お台場から羽田方面に向かう「西行き」のみ。大井からお台場方面に向かう「東行き」トンネルはこれから作ることになる。

完成が待ち遠しい国道357号東京港トンネル

 渋滞緩和目的も当然あるのだが、そのあたりの試算は完成が近づくにつれて公表されると思われる。首都高速湾岸線からも工事風景を視認できるので、近くを通行する場合にはチェックしてみてほしい。

【取材協力】

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