デカイけどそれがイイ!!
ソニーモバイル「Xperia Z Ultra SOL24」
2013年のスマホシーンをちょっと振り返ってみると、圧倒的に5型フィーバーだった。4型台のスマホは少数で、各社のフラッグシップは軒並み5型以上となっていた。そんな中、6型前後のスマホは、タブレットとの中間に位置するとして「ファブレット」と呼ばれ、スマホとタブレットの両方のメリットをほどよく持つジャンルとして注目されている。
今回紹介するau「Xperia Z Ultra SOL24」は、2013年にグローバル版がリリースされており、通な人はすでに持っているかもしれないが、国内キャリアによる展開としてはようやく始まった段階だ。そんなわけで、今回のスマホレビューでは「Xperia Z Uitra」をチェックしていこう。
スマホって思うと、やっぱりデカァァァイ!!
さて、6.4型というサイズである。数値的には約92×179×6.5mm(最厚部6.8mm)で、類似サイズの出版物としては新書判(103×182mm)といったところ。それなりの大きさとそこそこのモバイル性を持っている。これを大きいか小さいかの判断は、個人で大きく左右されるが、既存のスマホを活用してきたユーザーの多くが、遠目から見ても、手に持っても「デカァァイ!」と思うだろう。
8型や10型タブレットを見慣れている編集部でも同様で、スマホとしてみると大きく、タブレットとして見るとちょっと小さいイメージのようだ。実際に手にしてみると「ファブレット」の呼称にしっくりくる人が多いだろう。だが、持って見ると「けっこうアリなんじゃ……」と印象が変わるため、面白いサイズ感だ。
外観は「Xperia Z」の派生デザインで、モノリス形状である。四方をメタルフレームで補強しつつ、ソリッドな雰囲気を演出している点は、ややXperia Z1f的ともいえる。持ちやすさを見ると、側面から見てみるとメタルフレームの上下に丸みが設けられており、フルフラット端末ながら意外と片手持ちがしやすい。当然ながら片手での操作は厳しいが、両手入力や片手保持入力のときにエッジが手に刺さる感じはほぼなかった。
重さは約214g。これもスマホとしては重いが、タブレットしては軽い部類に入る。重心位置は中心よりやや下になっており、縦画面の片手持ちでも極端に重いとは感じにくかった。
スペックは、CPUにSnapdragon 800(2.2GHz、クアッドコア)、メモリー2GB、内蔵ストレージ32GBと現時点でのスタンダードなもの。そのほかにはIEEE802.11ac対応、防水・防塵、NFC、フルセグといった機能が搭載され、エンタメ面では十分だということがわかる。また、バッテリーは交換不可だが3000mAhと大容量で、連続通話時間(3G)は約1420分を誇る。スマホをよく触る層(ASCII.jp読者など)でも、丸1日は大丈夫と思っておけばいいだろう。
「Xperia Z Ultra SOL24」の主なスペック | |
---|---|
メーカー | ソニーモバイルコミュニケーションズ |
ディスプレー | 6.4型 |
画面解像度 | 1080×1920ドット |
サイズ | 約92×197×6.5mm(最厚部6.8mm) |
重量 | 約214g |
CPU | Snapdragon 800 2.2GHz (クアッドコア) |
内蔵メモリー | 2GB |
内蔵ストレージ | 32GB |
外部メモリー | microSDXC(最大64GB) |
OS | Android 4.2 |
4G LTE | ○(下り最大150Mbps) |
無線LAN | IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応) |
テザリング | ○(最大10台) |
国際ローミング | LTE/GSM/W-CDMA |
カメラ画素数 | リア:約810万画素CMOS/イン:約220万画素 |
バッテリー容量 | 3000mAh(交換不可) |
FeliCa | ○(+NFC) |
ワンセグ | ○(+フルセグ) |
赤外線 | ○ |
防水/防塵 | ○/○ |
SIM形状 | microSIM |
連続待受時間(3G/LTE) | 約740時間/約710時間 |
連続通話時間(3G) | 約1420分 |
カラバリ | ブラック、ホワイト、パープル |
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