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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第47回

デカいけどアリ! Xperia Z Ultraの魅力を探る

2014年02月16日 12時00分更新

文● 林 佑樹

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800万画素だが
キレイなアウトカメラ

 Xperia Z Ultraのアウトカメラは800万画素。同時期に出たモデルと比べると、画素数的に劣っていることは否めない。しかし、LEDライトはないものの、暗所に強いXperiaお約束のイメージセンサーを採用しているため、真っ暗な場所以外はほぼ問題なく撮影できる。もちろん、夜間撮影の場合はISOを高くするため、ノイズが増えてしまうのだが、本体単体で見る限りだとX-Reality for mobileの補正であまり気にならない。

 撮影モードは、プレミアムおまかせオートのほか、SCNと手動とこれも最近のXperiaシリーズと変わりはない。エンジン自体も特に変更はされていないようで、プレミアムおまかせオートはスナップにはいいが、料理写真に弱い点も同様だった。このあたりはすでにXperiaシリーズを使用しているユーザーならば、戸惑うことなく機種変更できる要素ともいえる。なお、下記の比較写真で16:9のものが、プレミアムおまかせオートで撮影したもので、4:3のものは手動モードでの撮影データになる。

手動モードのスクリーンショット。露出補正とホワイトバランスの変更がスムーズ。プレミアムおまかせオートと比べると、暗くなりがちなので露出補正+0.3~0.7Evがよさそうだ

ピクチャーエフェクトは9種類

SCNは15種類。手動モードから呼び出し可能なので使いやすい

晴天下の場合はプレミアムおまかせオートのままでいい印象

夜間の場合は手動のほうがキレイに撮れるが、お手軽さでいくと、やはりプレミアムおまかせオートだ

逆に太陽光が差し込む環境であれば、プレミアムおまかせオートはしっかりと機能する模様

デジタルズームは最大16倍。左が初期状態で、右が16倍にしたもの。最大まで拡大すると画質はいいとはいえないので、2~4倍くらいがオススメ

プレミアムおまかせオート時は、画面中央で測光が多い(マルチ測光になったケースは確認できていない)。そのため、白いモノをセンターに捉えると、白色が飛ばないように真っ暗になってしまう。逆にそれ以外の色で合わせた場合は、右写真のようになりやすい

持ってみると「アリ」に感じる不思議

 5型でもディスプレーが狭いと感じていた人ならXperia Z Ultraはちょうどいいサイズだ。だが、5型が大きいと感じる人でもすんなり受けられるサイズだと思う。なぜかというと、筆者は4型前半の端末が好きなのだが、ウェブブラウズやメール、SNSといった電話以外の用途が中心なら、両手持ちのシーンは増えてしまうものの、文字入力のしやすさや視界の広さが良好だったからだ。

 ともあれ、まずはサイズをどう感じるか、である。店頭でねっとりと触ってフィーリングをチェックしてもらいたい。何度も書いているが、「これはアリかも」と感じるハズだ。


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