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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第47回

デカいけどアリ! Xperia Z Ultraの魅力を探る

2014年02月16日 12時00分更新

文● 林 佑樹

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6.4型のパネルはどうなのか

 液晶パネルは、「トリルミナス ディスプレイ for mobile」を搭載しており、解像度は1080×1920ドット、ピクセル密度は344ppiとなかなかの高密度だ。テスト機の発色を見てみると、暖色系がハッキリと出やすいわりに、寒色系もそこそこ出ているため、色のバランスはいいほうだと言える。単体で見る限りでは、極端な偏りは感じないため、写真や動画を気持ちよく見られるだろう。

 もうひとつ、定番の超解像技術としている「X-Reality for mobile」を搭載しており、写真や動画に対して超解像技術が適用されている。対応するアプリは制限されるが、動画を見る場合はまず適用されるため、低ビットレートの動画がであっても、不満を感じにくい。おかげでバンダイチャンネルがとても捗った。

太陽光が差し込む場所での確認。最高輝度の状態ならば、だいたいの画面情報は確認可能だ。バッテリー消費節約ため、自動輝度調整をオフにすることが多いが、本体のバッテリーが大容量であるため、オンのままでもよさそう

晴天下で日陰を作り、さらに最低輝度にした状態では、ある程度視認可能だった。とすると、50%あたりの輝度を基準にしておけば、環境光をあまり気にしなくて良さそうだともいえる

薄暗い場所での最高輝度は写真の通り。けっこう眩しい

 また、高密度なppiと6.4型のサイズで、電子書籍ビューアーとして気になる人も多いだろう。横画面時ではアスペクト比の関係で、微妙に見にくいのだが、縦画面時の閲覧はとても良好。コミックスだけでなく、小説の場合も細かい文字が詠みやすく、5型でも小さいと感じていたユーザーにはちょうどよさそうな印象だ。

コミックスを見てみたもの。縦画面時は文字などとても読みやすいのだが、横画面時はかなり小さくなるため、少しセリフが読みにくかった。※ブラックジャックによろしく/佐藤秀峰

こちらは小説。コミック同様に読みやすさでいくと、縦画面になるだろう。※軍艦金剛航海記/芥川龍之介

ピクセル密度は344ppiなので、写真のように細かい文字もしっかりと見られる。※軍艦金剛航海記/芥川龍之介

大画面なのでGmailの表示項目数も多い。電話よりもPC的な運用をするユーザー向けだ

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