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仲介サーバー、ライブラリなどを開発者向けに提供、商用サービス化を目指す

NTT Com、WebRTCの活用基盤「SkyWay」無償提供を開始

2013年12月06日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は12月5日、WebRTC(Web Real-Time Communications)技術を活用するために開発したプラットフォーム「SkyWay」の無償提供と、SkyWayのライブラリおよびソースコードの公開を開始した。

NTT Comが提供するSkyWayプラットフォームと、WebRTCアプリ、ブラウザの関係図

 WebRTCは、現在W3CとIETFで標準化が進められている技術。クライアント端末のWebブラウザどうしが直接、映像や音声などのデータをリアルタイムにやり取りすることを可能にする。そのため、対応ブラウザを搭載したPCやスマートデバイスどうしであれば、専用アプリやプラグインをインストールすることなく、ビデオチャット、画面共有、ファイル送受信といった機能を実現できる。

 今回NTT Comでは、WebRTCでブラウザ間の直接通信を開始する前に両者の通信を仲介する(通信制御を行う)サーバー、およびWebAPIやJavaScriptライブラリなどをSkyWayプラットフォームとして提供し、WebRTCを活用したアプリケーション開発をサポートする。同社によればこうしたWebRTCプラットフォームの公開は国内で初めて。

 SkyWayのWebAPIは、オープンソースソフトウェア(OSS)の「PeerServer」と互換性を持つ。またJavaScriptライブラリは、ブラウザ間の直接通信を確立する際に必要な複雑な通信処理と、ブラウザ間の通信処理を簡便に記述できるようにするためのもので、OSSの「PeerJS」を一部改変したものを利用している。なおそのソースコードはNTT ComのGitHubアカウントで公開している。

 そのほかにも、NTT ComではSkyWay紹介サイトの開設、サンプルアプリケーションの公開などを行っている。

SkyWayの紹介サイト。ライブラリやサンプルアプリケーションも公開している

 SkyWayはフィールドトライアルとして、Web開発者に無償で公開される。NTT Comでは、フィールドトライアルで得られた知見に基づき機能改善や信頼性向上を図り、将来的には正式サービスのリリースを目指すとしている。

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