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「デザインドコミュニケーション」を実現する新プラットフォーム

NEC、UCを統合したIP-PBX「UNIVERGE SV9500」を投入

2013年11月06日 06時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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11月5日、NECおよびNECインフロンティアは、IP-PBXの新製品「UNIVERGE SV9500」「SV9300」の販売を開始した。電話などのコミュニケーション手段とITシステムを統合した「デザインドコミュニケーション」を実現する製品となる。

ITシステムとの連携を強化したIP-PBXの新モデル

 UNIVERGE SVシリーズはIP電話サービス、IPセントレックス、FMCサービスなどに対応するIP-PBX。既存のPSTNを利用できるだけではなく、スマートフォンの内線電話利用などにも専用アプリで対応する。今回発売を開始した新モデルのUNIVERGE SV9500は、新たにUC(Unified Communication)機能を融合した「UCサーバモデル」、既存のPBX・電話機などの接続性を重視した「テレフォニーモデル」が用意された。また、低価格なスモールビジネス向けの「UNIVERGE SV9300」も発表されたほか、新製品と連携する多機能電話機「UNIVERGE DT800/DT400シリーズ」、防水対応PHS端末「Carrity-NW」もラインナップに追加された。

既存のITシステムとの連携を強化した「UNIVERGE SV9500/9300」

 新製品は、電話を中心にしたコミュニケーションとITシステムとを連携させることで、人と人、人と組織をより円滑に結びつける「デザインドコミュニケーション」を実現するプラットフォームとして位置づけられているという。「従来モデルのプラットフォーム刷新の時期に差し掛かっていた。こうした中、従来製品を継承しつつ、業務システムと連携する新製品が必要だろうという話になった」(NEC 執行役員 保坂岳深氏)という。

NEC 執行役員 保坂岳深氏

 具体的にはITシステムと連携を容易にするAPIを強化。業務システムと連携し、音声通話、IM(Instant Messaging)、Web会議などのコミュニケーションツールから最適なものを選択できるという。たとえば、受発注システムの利用時に急な承認が必要になる場合、申請者が音声ボタンを押すと、承認者のプレゼンス(在席情報)と連携し、社内にいれば内線、社外にいればケータイに自動的に音声接続。処理をスピーディに進めることが可能になる。発表会では、スケジューラーとコミュニケーションツールを連携させることで、保守要員を迅速にアサインする事例が紹介された。

NEC 執行役員 保坂岳深氏

 また、既存製品であるUNIVERGE SV8500やSV8300などの回線カードやゲートウェイ装置、電話機などをそのまま利用可能。さらにハードウェアプラットフォームを刷新したことで、回線収容装置のラック搭載サイズが既存機種に比べて約23%削減されたほか、回線カードの消費電力も約10%削減された。

 同社にはキーテレフォン用の「UNIVERGE Aspire」のようなPBX製品も提供しているが、保坂氏は「お客様が分化してきている印象がある。業務と連携させたいお客様、電話はつながってくれればいいというお客様、あるいは企業の生命線として絶対に落ちてはいけないというお客様もいる」と述べ、異なるニーズに対して複数の製品ラインナップで対応していくという。

 価格(税別)はUNIVERGE SV9500(テレフォニーモデル)が500万円~、UNIVERGE SV9300が50万円~で、ともに出荷開始は11月25日の予定。UNIVERGE SV9500は2014年3月出荷予定で、価格は未定となっている。

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