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クリック・ツー・コールやボイスメールの導入でより柔軟なコミュニケーションへ

味の素、NECのIPテレフォニーで人事異動の変更負荷を大幅減

2014年09月22日 10時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 9月19日、NECは味の素に最新のIPテレフォニーシステムを納入したことを発表。従業員のさまざまな業務スタイルに対応できる音声コミュニケーションと、人事異動時のデータ更新作業のコスト削減を実現したという。

 味の素では、業務コミュニケーションを支える電話システムについて、2005年からIPテレフォニー環境を導入してきたが、従業員のさまざまな業務スタイルに対応する機能の不足や電話端末の操作性が課題となっていた。また、定期人事異動ごとに発生する人手による電話システムの膨大なデータ変更工数が、運用管理上の大きな負担だったという。

 新たに導入したIPテレフォニーシステムでは、業務現場での電話利用の実態をリサーチしたうえで一新。Webブラウザ上に表示された電話帳から電話番号をクリックするだけで発信が可能な「クリック・ツー・コール機能」や、不在時の伝言メッセージをどこからでも確認可能な「ボイスメール機能」などにより、現場の電話コミュニケーションの柔軟性を向上した。

 また、味の素が新規開発したWebベースの「IP電話管理システム」に各部署の事務担当者がパソコンからデータ変更申請を行ない、このデータをNECの電話システム用統合運用管理ツール「UNIVERGE MA4000」に自動的に取り込むことで、電話システムへ反映することが可能になった。これにより、人事異動時などの膨大なデータ変更作業の約9割を自動化し、電話システムの運用管理の運用工数やコストの削減を実現した。

 なお、NECは、これらの自動化実現のため、UNIVERGE MA4000に電話システムの更新データ(csvデータ)を自動的に取り込むための時間指定やフォルダ監視機能を新たに開発し、製品機能として強化した。

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