アスキースマホ総研 第16回

今年の冬スマホはグロスマ？ 国内メーカー？ ドコモ編＆まとめ

ネットワークにはあまり触れられず……
サービスは「4つのフリー」で攻める？

ドロイド　ネットワークについては発表会ではこれといったアピールがあまりなかったです。ただ、LG G2のところでも触れましたが、1.7GHz帯を使った基地局を、都心部中心に500局設置するそうです。ちなみに1.7GHz帯は新iPhoneも対応してますよ。

ドコモは4つの周波数でLTEを展開する

スピーディー　Androidスマホは下り最大150Mbpsに対応する。東名阪限定で基地局数は多くないですが、一部エリアで速くなることもあるかも。山手線駅中心とのことなので。

ドロイド　一方、サービスについては、ネットワークフリー、デバイスフリー、OSフリー、そしてキャリアフリー、トータルで4つのフリーを実現させる……とアピールしていました。

スピーディー　特に注目すべきは、docomo IDをスマホから独立させて、他キャリアでもドコモのサービスを使えるようにするのが狙いでしょうね。

「docomo ID」を電話番号との紐付けから解消し、デバイスフリーなサービスを展開していく考えだ

カリー　dアニメストアのように人気のサービスがドコモのスマホ以外で使えるのは魅力的だけど、一方でライバルがインターネット全体になるから、結構大変だとも思いますが。

冬スマホ総まとめ
結局、総研メンバーが欲しいのはどれ？

ドロイド　3キャリアの発表会を振り返ったところで、今年の冬スマホをあらためて総括していきましょう。とはいえスペック面では、CPUはほぼ全部同じ。画面解像度もフルHDが当たり前になりましたね。

スピーディー　サイズも5型前後が大半で、小型と言われるものだと4.5型前後という感じ。もっと大きいものや小さいものがあってもいいと思うんだけどなあ。

ドロイド　小型もほしいけどファブレット系ももっと増えてほしい。一方、防水対応でキャップレスの端末が増えてきたのはうれしいところ。非防水の代わりに軽量なスマホもあるので選ぶのはなかなか難しいですね。スマホの重量は使い勝手にすごく関係するように思います。

カリー　バッテリーの持ちをアピールする機種が多くなりました。自分たちのように普段からスマホを触りまくるユーザーにとっては、まだまだ十分とは言えないから、バッテリーが持ってくれるに越したことはない。

スピーディー　国内メーカーもしっかり最新スペックに対応してきているし、端末の完成度も高まってきて、逆に選ぶのがさらに難しくなった。今がAndroidスマホの成熟期なのかも。スペック好きとしてはちょっと残念という言い方もできますが。

ドロイド　最後に、3キャリアの中で欲しい端末を語って、締めとしましょう。

カリー　自分はサイズが小さいのにハイスペックな「Xperia Z1f」。auの「isai」にも惹かれています。

スピーディー　俺はドコモかauかどちらかの「Xperia Z1」。「LG G2」も欲しいな。

ドロイド　私は「GALAXY Note 3」。ドコモとauで悩みどころだけど、プラチナバンドのLTEが使えて、端末の価格も安価なau版に心が傾いている。あと、auがファブレットに力を入れるとアピールしていて、春モデルでの新製品も示唆しているから、それも気になってます。

スペック表には載らないこだわりポイント
端子がキャップレスがどうかをチェック！

　夏モデルのときもそうだったが（関連記事）、イヤホンやmicroUSBの端子がキャップレスかどうかに強くこだわっているのがドロイドさんだ。

イヤホンがキャップレスはほぼ当たり前になったが、microUSBについては一部でキャップが付いている端末もある

　冬モデルでは夏モデルと比較して、キャップレスの端末がさらに増加。特にイヤホンについては、キャップレスが当たり前になった。

	防水非対応	防水対応
	両方 キャップレス	両方 キャップレス	イヤホンのみ キャップレス	両方 キャップ付き
ドコモ	GALAXY Note 3 GALAXY J LG G2	AQUOS PHONE ZETA AQUOS PHONE EX ARROWS NX	Xperia Z1 Xperia Z1f
au	GALAXY Note 3	isai ARROWS Z DIGNO M	Xperia Z1 AQUOS PHONE SERIE
ソフト バンク		AQUOS PHONE Xx AQUOS PHONE Xx mini ARROWS A

　ちなみにバッテリーについてはユーザーによる交換はほぼ不可能になった。今でも対応しているのはGALAXYシリーズくらいである。

【巻末おまけ4コマ】
カリーさんも3日間は頑張れる

アスキースマホ総研 ラボメンバー紹介

カリーさん　アップル製品やネットサービスが専門というフリーライター。ASCII.jpの人気企画「富士見iPhoneクラブ」のリーダーでありながら、「iPhone以外のスマホに詳しくなって、仕事の幅を広げたい」という前向きなのか、個人的な思惑なのか、理由はとにかくアスキースマホ総研をスタートさせた。”カリー“なのに、自分のイメージカラーは黄色ではなく緑だと言い張る。

ドロイドさん　ASCII.jpのスマホ班リーダー。会社員なのに自費で常に多数のスマホを契約中。料金・通信速度に加えて、スペック表に載らない違いなど細かな話が大好き。実際、端子がキャップレスか、バッテリーが交換できるかといった細かな部分ばかり気にしている。3キャリアすべての端末を所持しているので、この時期は機種変更に思いを巡らせてウキウキしていることが多い……？

スピーディー末岡さん　ASCII.jp編集部所属。Androidユーザーのスピード狂。その名に恥じず速いものが大好きで、スマホはスペックからチェックするタイプ。ヘルメットを被っているのは、「俺はいつでも高速だから……」というよくわからない理由。とはいえ、スマホ総研では唯一“顔が見える”男だ。高スペックな端末が増えてきた一方、“トガッた”ものが減ってきたことにちょっとさびしさを感じているとか。

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