徹底研究! ネット時代に対応したホームシアター「BDV-N1WL」 第2回
ゲーム機やスマホと連携で楽しさも怖さも倍増!
スマホから操作もできるBDV-N1WLの真価を問う!(中編)
2013年10月24日 12時00分更新
前編では「BDV-N1WL」の仕様を細かくチェックして、サラウンドシステムとしての実力を探ってみた。中編となる今回は、本製品の特徴でもある機器連携に注目。ゲーム機やスマホなどと手軽に連携ができる本製品ならではの楽しみ方を紹介していこう。
HDMI入力でPS3のゲームをサラウンド音声で楽しむ
「BDV-N1WL」の本体にはHDMI入力が2系統あるので、BDレコーダーやゲーム機などを接続し、それらの機器の音声もサラウンドで再生できる。HDMI CECにも対応しているので、同規格に準拠した機器との間では電源操作などの連動も可能だ。たとえばPS3の電源を入れるとBDV-N1WLとテレビの電源も自動的に入り、外部入力に切り替わってPS3のメイン画面がテレビに表示されるといった具合だ。
ゲーム音のサラウンド化は、プレイ感覚を一変させるほどのインパクトがある。たとえば「バイオハザード」のようなゲームでは、横や後方から「ぐわー!」といった声が聞こえて、画面には見えていない敵も音によってその方向や距離感をつかむことができる。個人的には、ちょっと古いゲームだが「ぼくのなつやすみ3」が特によかった。このゲームには、川のせせらぎ音や蝉の鳴き声などさまざまな環境音が使われているが、それをBDV-N1WLを介してサラウンドで再生すると、あたかもその場にいるかのような空気感が得られて何とも心地よい。
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BDV-N1WLのHDMI入力でひとつだけ気になったのは、外部入力では「DTS-HD Master Audio」や「Dolby TrueHD」のビットストリーム入力に対応できないことだ。そのため、外部機器側でBDソフトを再生する場合、たとえばDTS-HD Master AudioならDTSのコアストリームのみで再生せざるを得ないため、音質面でやや劣る。ゲームソフトの多くはDolby DigitalかリニアPCMなので特に支障なく、BDソフトもBDV-N1WLの本体で再生すれば済む話ではあるが、BDV-N1WLをAVアンプ代わりに使おうと想定している場合は、外部機器側でリニアPCMにデコードして送信すると良いだろう。