このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

徹底研究! ネット時代に対応したホームシアター「BDV-N1WL」 第2回

ゲーム機やスマホと連携で楽しさも怖さも倍増!

スマホから操作もできるBDV-N1WLの真価を問う!(中編)

2013年10月24日 12時00分更新

文● 星 紀明 写真●篠原孝志(パシャ)

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

DLNA/DTCP-IP対応でテレビの録画番組もネットワーク再生できる

 BDV-N1WLの本体はDLNAに対応し、有線LAN端子も備えている。つまりホームネットワークに組み込むことでさまざまなDLNA機器と連携できたり、インターネット経由で「YouTube」や「hulu」などの動画配信サービスが利用できるというわけだ。DTCP-IPにも対応していることから、BDレコーダーやNASなどに録画しておいたテレビ番組の再生も可能となっている。

BDV-N1WL本体の「ビデオ」に見えているDLNAサーバー名を選び、その中に保存されている録画番組名を選択

録画番組がストリーミングで再生される

ビデ」の中にYouTubeやhuluなどさまざまなネットワークサービスがあらかじめ用意されており、ネット配信動画も手軽に楽しめる(有料サービスについては別途契約が必要)

ソニー機器からの「Throw」も可能。iPhoneの「AirPlay」は不可

 ソニー製のスマートフォンやタブレットなどには、DLNAを応用した「Throw」という機能があり、端末側にある動画、音楽、写真をWi-Fi経由で別の機器に送って再生することができる。BDV-N1WLはこのThrowの受け手になることができ、再生するコンテンツの選択や操作は手元の携帯端末で行なえるのでBDV-N1WLのリモコンを使う必要がない。今回は、ウォークマン「NW-F807/S」から音楽ファイルをBDV-N1WLにThrowしてみたが、ウォークマン側の操作がわかりやすく、BDV-N1WL側で再生された音楽の音質も良好で、なかなか使い勝手が良い。

ウォークマンNW-F807/Sでアルバムジャケットを「BLU-RAY HOME THEATRE SYSTEM」にThrowすると……

BDV-N1WL側で音楽が再生される。こちらにはアルバムジャケットが表示されないが、楽曲名やアーティスト名などは表示された

 なお、アップルのiPhoneなどにも「AirPlay」というThrowに近い機能があるが、iPhone 5で試したところ、iPhone 5側からBDV-N1WLが見えず、AirPlayでのコンテンツ再生はできなかった。ただ、BDV-N1WLはBluetooth経由の音楽再生にも対応しているので、あらかじめiPhoneとペアリングしておくことで、iPhoneの音楽をBluetoothでワイヤレス伝送し、BDV-N1WL側で再生することは可能だ。なお、このようなBluetoothによる音楽再生は、iPhoneなどのiOS端末に限らず、Bluetooth機能を備えたAndroid端末やパソコンでも利用できる。

iPhone 5のBluetoothをオンにして、BDV-N1WL(デバイス名は「BLU-RAY HOME THEATRE SYSTEM」)とペアリングしておく

iPhone 5で音楽を再生し、出力先を「BLU-RAY HOME THEATRE SYSTEM」に切り替えると……

BDV-N1WLで音楽が再生される。曲名やアーティスト名なども表示されている

 さて、今回はBDV-N1WLとネットワーク機能を活用することで、いままのでサラウンドシステムに比べ、より手軽にゲーム機やスマホと連携できたり、ネット配信動画を楽しめるといった点を検証してきた。次回は、本製品をとことん活用できるリモコンアプリ「TV SideView」に注目。従来まではひと味違う、スマホやタブレットなどとの連携を検証してみよう。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中