スピードが上がり、売り上げも上がった
使ったら効果は絶大!kintoneの案件管理がチームを変えた
2013年10月30日 11時00分更新
成功の秘訣はkintoneとマネージャの本気
週の後半、イシダはB2Bチームとkintoneの活用について報告すべく、オオタニの席まで高いテンションでやってきた。先々週まで発表会や取材を手がけていたオオタニだが、タイアップ案件が急に増加したことで、企画書作成や原稿書きに追われており、夕食後まで席にいることも多かった。その日も夕ご飯を食べて、爆睡中のところにイシダが襲来。
イシダ:起きろよー!kintoneの件だが、効果がはっきり現れてきたぞ。大きめのB2B案件が2週間で4件も決まって、ほぼ予算達成だ。
オオタニ:うわああ~(あくび)それは、おめでと~! おかげでオオタニはこんな時間まで企画書と原稿書きだよ。7月に人員強化してなかったら、本当さばけなかったわ。まあ、きちんと数字につながる仕事だから、うれしい悲鳴だけどな。やっぱりkintoneは大きかったのか?
イシダ:もちろんだ。オオタニがkintoneの顧客DBと案件管理を提案してくれなかったら、ここまで成果は出てこないだろう。やっぱり営業マンは数字を上げられるのが一番のモチベーションだ。最初は案件の内容などを晒すのは気がひけてたらしいが、ちゃんと実績が出せるとわかると積極的になってくる。オオタニが営業先の名刺と営業のトークネタをきちんと提供したのも大きいけどな。
オオタニ:俺は横目で見ていて、kintoneの運用方針もいいと思ったぞ。さすがに上司が自腹で払うって言われたら、真剣にならなきゃいけないし、イシダは案件へのコメントも積極的にやってたよな。退路を断って、上司が本気を見せたのが短期間に成果を生んだポイントだよ。
イシダ:俺も成果が上がらなかった2ヶ月の間でいろいろビジネス書を読んで、チーム内のボトルネックやマネジメントや営業スタイルの欠陥は、なんとなく把握していたんだ。
オオタニ:確かにイシダは本当にビジネス書が好きだからな。
イシダ:自分もそうだからわかるんだけど、数字が上がらないことに対して、営業マンはいろんな言い訳を持っている。だから、今回はとにかく言い訳の要因を片っ端から排除して、数字を上げるための「予材管理」をやろうと思ったんだ。「最低でも目標達成する」ために、とにかくアタック数を増やしていく。でも、これをやるには、目標数値をリアルタイムに把握する必要があり、きちんとコミュニケーションをとれる仕組みが必要で、既存のツールでは限界があった。だから、オオタニに手伝ってもらったんだ。
オオタニ:なるほど。売り上げ拡大のためのポリシーがきちんとあった上で、kintoneの導入を進めたんだな。
イシダ:そうだ。次にオオタニにおねがいしたいのは、案件管理の入力を簡単にすること、そしてどこでも使えるようにすることだ。案件数が増えると、入力自体が負荷になってくる。訪問件数が増えてきて、B2Bチームもそろそろ登録の負荷がボトルネックになってきている。このボトルネックを解消したいんだ。
オオタニ:限られた時間で、多くの案件をケアするために、とにかく時間を有効活用できるようにするわけだな。
イシダ:その通り!
オオタニ:ごめん!タイアップ中なので、あとでやる!
イシダのオーダーを受け、オオタニはkintoneのチューンナップに取り組んだ。案件管理をいかに使いやすくするか? モバイルでの利用はどうすればよいか? またまたあーみんの手を借りる必要が出てきそうだ。
今週のあーみんの一言
案件管理と顧客DBの合わせ技!2週間で、きちんと案件がとれるなんで、すごい導入効果ですねえ!
kintoneの案件管理は人気も高いし、即効性もあるのですが、やはり導入成功の決め手はイシダさんのリーダーシップですね。自腹で業務アプリの料金払ってしまうなんて、すごい!せっかくのkintoneだから、みんなで使わないと意味がないので、リーダーシップが重要なんですね。
えっ?次回で最終回なんですか? さみしいので、次回もAMWにお邪魔して、kintoneのカスタマイズを教えちゃいます!
(提供:サイボウズ)
※本連載ではビジュアル作成に「漫画カメラ」(スーパーソフトウェア)を採用しております。
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