このページの本文へ

ゲームの秋! 昼間も夜中もPCでゲーム漬け 第3回

ミリタリー好き注目! 秋の夜長は漢のゲームWoTとBF4でキマリ

2013年10月09日 16時00分更新

文● 藤田 忠

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

リアルな戦場を体験できる
“高”以上の設定が狙い目

“最高”設定は、木材や有刺鉄線などのオブジャクトがしっかり表現されている。可能な限り、ここを目指したい

“高”設定。十分キレイなレベルだが各種品質が1段ダウンし、オブジェクトの描画や影、光の表現が変化。また地面の草の表現も減少している

“中”設定で顕著なのが木々や有刺鉄線の表現だ。また丘の立体感なども低下している

“低”設定は、画面全体がかなり寂しくなってくる。オブジャクトの後ろに隠れて、敵を待ち伏せることも多々あるWoT。このレベルはちょっと面白さも半減だ

“低”からさらに品質がダウンする“最小”だが、パッと見では“低”との差はわからない

“最高”と“中”では
最大26フレームも違う

 「Fraps」を使い、チュートリアルマップで各描画設定のフレームレートを60秒間計測した結果をまとめてみた。なお、チュートリアルには、ほかのユーザーがいないため、実際のプレイ時は、計測結果より若干フレームレートは低下することもあるのは、覚えておいてほしい。

描画設定の違いによるフレームレート(単位:fps) better→

 “最高”と“高”では、それなりに表現が変わっていたが、フレームレートは最大で12fps差にとどまっている。搭載するビデオカード次第だが、この差なら“最高”を狙いたくなる。画質と同じく、“中”設定からはフレームレートにも大きな違いが出ており、“最高”と“中”では最低フレームレートで18fps、平均で26fps、最高で22fps差がついている。

 ここでは、2万円前後で購入できるミドルGPUの「GeForce GTX 660」を搭載するビデオカードを使用しているが、WoTは描画設定次第ではミドルローGPUでも十分遊べるGPU負荷になっていそうだ。

“最高”~“中”設定を
ミドルローGPUでチェック

 WoTで操るのは大戦中の戦車のため、その移動速度や砲塔の回転(視点移動)は速くない。動きの激しいアクションゲームや素早い視点移動が必須なオンラインFPSゲームでは、フレームレートは常時60fpsを目指したいところだが、WoTはそこまでなくても大丈夫だ。といっても30fpsを切ってしまうのはカクツキが気になってくるのでNGだが、最低30~40fpsなら快適に遊べるレベルになる。

 最後は1万円台前半と手ごろな価格で購入でき、ほかのライト級ゲームも遊べるミドルローGPUのNVIDIA「GeForce GTX 650」、AMD「Radeon HD 7790」搭載ビデオカードで、解像度1920×1080ドット、描画設定“最高”、“高”、“中”のフレームレートを計測してみた。

 ちなみに、Intel「Core i7」シリーズに内蔵されている「Intel HD Graphics 4600」で計測すると、“中”設定のフレームレートは最低15fps、平均19.3fps、最高23fpsとカクカク動作だったが、画質に一切こだわらない“最小”設定まで落とすことで、最低35fps、平均44.4fps、最高57fpsの十分遊べるレベルになった。

 低画質だがCPU内蔵GPUでも遊べるのは、とりあえずWoTがどんなゲームか試したい人や、拡張スロットがなくビデオカードを増設できない人にはうれしいところだ。

ミドルローGPUのフレームレート(単位:fps) better→

 第2回で計測した「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」のスコアーにも表れていたが、ミドルロークラスのGPU性能はNVIDIAよりAMDのほうが優れている傾向にある。WoTのフレームレートでは、より顕著に表れ、「Radeon HD 7790」は“最高”設定でも平均58.2fpsと快適に遊べるフレームレートを叩き出している。

 「GeForce GTX 650」と「Radeon HD 7790」搭載ビデオカードの最安クラスになる玄人志向の製品では、両モデルの価格差は1000円前後とわずかなので、WoTを少ない投資で満喫するなら、コストパフォーマンス抜群の「Radeon HD 7790」を導入しよう。

ほかのメーカーより安価なことが多い玄人志向の「GF-GTX650-E1GHD」(実売価格1万円前後)と「RH7790-E1GHD」(実売価格 1万1000円前後)

ミリタリー好き要注目の
ワールドオブシリーズを
遊んでみよう!!

 今回はWoTのみを紹介したが、Wargaming.netは、WoTと同じように大戦時に活躍した戦闘機での航空戦が楽しめる「World of Warplanes」(オープンベータテスト中)と海戦をモチーフにした「World of Warships」を開発中。戦車よりも空戦だ!! いやいや海戦でしょ! という人も要注目だ。

「World of Warplanes」(左)と「World of Warships」(右)。World of Warplanesはオープンベータテスト中なので、気になる人はさっそくプレイしてみよう

 続いてはミリタリーFPSの金字塔「Battlefield」シリーズの最新作「Battlefield 4」が遊べるビデオカードを、ベータテストでチェックしていこう。

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中