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秋の夜長にいい音楽を! 至高のPCスピーカーを選ぶ 第2回

8000円からの本格アクティブ型スピーカー選び!

2013年09月03日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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アクティブ型スピーカーでワイヤレスネットワーク再生!
オンキヨー「GX-W100HV」

ワイヤレス対応のスピーカーながら、外見はオーソドックスなブックシェルフ型スピーカーと大きく変わらない

ワイヤレス対応のスピーカーながら、外見はオーソドックスなブックシェルフ型スピーカーと大きく変わらない

 続いてはちょっと毛色を変えて、Wi-Fi内蔵のワイヤレススピーカーだ。PC由来のノイズを低減するためにはデジタル接続とするのが有効だが、その方法としてはUSB DACを組み合わせるほか、DLNAを利用したネットワーク接続もある。

 オンキヨーの「GX-W100HV」はIEEE 802.11n/g/bの無線LANを内蔵する、ネットワーク経由で音楽を再生する機能を持ったスピーカーだ。

 基本的には、PCなどと同じく家庭の無線LANルーターなどとWi-Fi接続をするだけでいい。同じネットワーク上にあるDLNA機器が認識し、出力先に指定すれば再生音がネットワーク越しでスピーカーから再生されるというわけだ。

 このほか、光デジタル入力やアナログ音声入力も備えているので、通常のようにPCとアナログ接続する使い方もできる。

 本機のポイントは、オンキヨー独自のデジタルアンプ技術「VLデジタル」を採用したパワーアンプ回路を備えるなど、同社のHiFiオーディオの技術がぜいたくに使われていること。

 もちろん、スピーカーユニットも外形30mm/内径18mmのリング型トゥイーターの採用で100kHzまでの超高域再生を実現し、A-OMF振動板採用の12cmウーファーで力強い低音の再生を行なうなど、しっかりとした作りになっている。

右側スピーカーの前面下部には、ボリュームや低音/高音の調整ツマミ、ヘッドフォン出力が並んでいる

右側スピーカーの前面下部には、ボリュームや低音/高音の調整ツマミ、ヘッドフォン出力が並んでいる

右側スピーカーの背面。無線LAN接続時は「CINNECT」とある赤いボタンを押して設定する。入力端子はアナログ音声(RCA)と光デジタル入力があり、サブウーファー用の出力も備える

右側スピーカーの背面。無線LAN接続時は「CINNECT」とある赤いボタンを押して設定する。入力端子はアナログ音声(RCA)と光デジタル入力があり、サブウーファー用の出力も備える

 その音質は、HiFiスピーカーらしいモニターライクな正確な再現が特徴。ネットワーク経由のデジタル信号入力ということもあり、情報量が多いというよりも目の前のもやが晴れたような見通しのよさ、一音一音の鮮明な粒立ちが一層豊かに再現される。

 音色も全体にクセっぽさを抑えたナチュラルな再現で、残念ながらハイレゾ音源の再生には非対応だが(光デジタル入力時のみ96kHzまで対応)、アナログ接続とは違う解像感の高さをきちんと描き出したのは立派だ。

 女性ボーカル曲では、声の質感を自然に再現し、コーラスが重なる部分でもそれぞれの声の違いをきちんと鳴らし分ける。しなやかで聴き心地のいい感触だ。

 低音はややタイトな再現になるが、ベースの音階はしっかりと出るし、ウッドベースの胴が鳴るような低い音域の再現もなかなかよくできている。

 本製品は残念ながら生産が終了しており、市場在庫のみとなる。ネットワーク対応スピーカーは、設定などのハードルの高さも含めて普及度はイマイチだが、配線なしでワイヤレス接続もできるなど、可能性は高いと感じる。ぜひ後継機の投入を望みたい。

詳しく紹介できないけど
今後発売の気になる2製品

ディーアンドエムが販売する「ZENSOR 3」

ディーアンドエムが販売する「ZENSOR 3」

ソニー「SS-AC5」

ソニー「SS-AC5」

 最後に、発売がまだ先で今回試聴はできなかったが、それでも気になる2製品を簡単に紹介しよう。

 ディーアンドエムが11月下旬に発売する「ZENSOR(センソール) 3」(希望小売価格6万5100円)は、デンマークのDALIが手掛けるブックシェルフ型スピーカー。最上位モデル「ZENSOR 7」と同じ180mmウーファーユニットを採用。ツィーターは市販タイプの約半分という軽さで、振幅を短く、高速に駆動させることができ、音質面で有利とのこと。

 もう1製品は、ソニーが10月に発売を予定している「SS-AC5」(希望小売価格5万400円)だ。アルミ振動板を採用した130mmのウーファーユニットは、デンマークのメーカーに専用で発注したという。専用設計ツィーター「I-ARRAY system」による広いリスニングエリアも特徴だ。

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