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秋の夜長にいい音楽を! 至高のPCスピーカーを選ぶ 第2回

8000円からの本格アクティブ型スピーカー選び!

2013年09月03日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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使いやすいコンパクトサイズで音質をグレードアップ!
クリエイティブ「GigaWorks T20 Series II」

タテ長のスリムな形状。ユニットが装着されたバッフル面が上向きに傾いたデザインなど、PCとの組み合わせがしやすいスタイルだ

タテ長のスリムな形状。ユニットが装着されたバッフル面が上向きに傾いたデザインなど、PCとの組み合わせがしやすいスタイルだ

 まず紹介するのは、PC用のサウンドボードの定番「Sound Blaster」でも知られるクリエイティブのPC用スピーカー「GigaWorks T20 Series II」(実売価格8000円前後)だ。

 ロングセラーモデルだった「T20」をフルモデルチェンジしたもので、筐体設計や内部パーツなどをすべて見直して音質をグレードアップしている。グラスファイバーコーン型のウーファーと、ソフトドーム型トゥイーターの2way構成で、内蔵アンプは14W+14W出力だ。

右側スピーカーの前面には、音量のほかトーンコントロール(低域/高域)の調整ツマミもある。さらに、アナログ音声入力とヘッドフォン出力もある

右側スピーカーの前面には、音量のほかトーンコントロール(低域/高域)の調整ツマミもある。さらに、アナログ音声入力とヘッドフォン出力もある

背面には、電源端子のほか、PC接続用のステレオミニ入力端子と左側スピーカーと接続する端子がある

背面には、電源端子のほか、PC接続用のステレオミニ入力端子と左側スピーカーと接続する端子がある

 幅84mm、高さ143mmというスリムなサイズは、ノートPCの両脇に置くにはちょうどよく、PC用スピーカーの典型的な形と言える。背面には大きめのバスレフポートも備えており、コンパクトサイズであってもそれなりの低音再生能力は備えている。

 その音はやはり低音感の豊かさが特徴的で、最低音域への伸びはそこそこだがベースやドラムのリズムに厚みがあり、なかなか充実感のあるサウンドになっている。

 ハイレゾ収録された女性ボーカル曲を聴いてみると、なかなかストレートかつ色づけのない音で、爽快で明瞭度の高い再現をする。細かな表情の変化や微小な音が出にくいので、多少大味な表現になるところはあるが、クリアーで明快なサウンドを楽しめる。

 低音感の充実もあり、パワフルさと明快さを持っているのが持ち味と言えるだろう。

内蔵アンプの進化でさらに実力を高めた
オンキヨー「GX-70HD2」

GX-70HD2の外観。幅123mmのサイズは少し大きめ。比較的オーソドックスなデザインで、下部にはバスレフポートがある

GX-70HD2の外観。幅123mmのサイズは少し大きめ。比較的オーソドックスなデザインで、下部にはバスレフポートがある

 オンキヨーの「GX-70HD2」(実売価格1万6000円前後)はパワードスピーカー「GX-70HD」の後継モデルで、低歪、ワイドレンジ、優れたチャンネルセパレーションを実現した新型アンプを内蔵。出力は11W+11Wとなっている。

 使用するユニットはハイレゾ音源に対応し、100kHzまでの超高域再生が可能な20mmバランスドーム型トウィーターと、オンキヨー独自のOMFコーン採用の10cmウーファーとなっている。

 そして、音質にこだわる人にうれしいのが、MDFを採用した木製キャビネットを採用していること。木質の自然な響きは音質に心地良い表情を与えてくれるし、見た目も本格的なスピーカーらしいくていい。

 サイズとしては多少大きめとも感じるが、十分な音質を考えると、このくらいのサイズはほしくなる。PCの脇に並べて置いてもなんとかなるサイズだ。

右側スピーカーの操作ボタン群。音量ツマミのほか、低音/高音の調整も可能。ヘッドフォン用のオーディオ出力も備える

右側スピーカーの操作ボタン群。音量ツマミのほか、低音/高音の調整も可能。ヘッドフォン用のオーディオ出力も備える

背面の接続端子。RCA端子のアナログ入力を2系統、サブウーファー出力も備えている。電源端子のほか、左側スピーカーとの接続端子もある

背面の接続端子。RCA端子のアナログ入力を2系統、サブウーファー出力も備えている。電源端子のほか、左側スピーカーとの接続端子もある

 192kHzサンプリングのハイレゾ音源のクラシック曲を聴いてみると、細かい音まで緻密に再現され、解像度の高い音だと感じた。ステレオ音場の奥行き感もしっかりと再現され、録音にこだわったハイレゾ楽曲のよさをしっかりと味わうことができる。

 特筆したいのは、音量の大小の差の再現が優秀で、微弱音での抑えた演奏から一気に盛り上がっていく旋律の音量感をしっかりと再現できる。ダイナミックだし、瞬間的な大音量がもたつかずに出てくるため、生き生きとした再現になる。

 女性ボーカルを聴くと、声の再現はリアル志向で、派手さのない落ち着いた再現となる。ちょっと真面目な音でもう少し色気があってもいいと思うが、モニター的に細かい変化をしっかりと聴きたい人には合うだろう。

 高音域もかなり情報量は豊かなのに、特定の帯域に強調を感じるようなクセもなく、鋭くなりすぎない。ハイレゾ音源の普及に合わせた音質チューニングが施されているようで、ハイレゾ音源との相性がいい。

 これだけ微小音や情報が得られると、アナログ接続ということはあまり気にならない。あまり余計な機器を増やさずに最小単位でシンプルに聴くならば、ベストと言ってもいい。

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