フルHDをはるかに超える2560×1440ドットは確かに凄い!
美しい液晶とそれを使いこなすツールを搭載した「dynabook KIRA V832」
2013年07月19日 08時00分更新
東芝の「dynabook KIRA V832」は、13.3型液晶ディスプレーを搭載し、最大19.8mmの薄さと、約1.35kgの軽さとハニカム構造で高い堅牢性を実現したUltrabookだ。しかもこの液晶がただ者ではない。フルHDをはるかに超える2560×1440ドットの、静電容量式10点マルチタッチパネルなのだ。画面が高解像度過ぎて、スペック見たときびっくりしましたよ。13.3型にWQHDて!って。ではまず今回は、この液晶について触れていこう。タッチパネルだけにね。あ、その、ごめんなさい。
さて、本体を開くと、美しいグレアパネル液晶が目の前に広がる。電源を入れれば、そこはもう2560×1440ドットの世界だ。モダンUIで表示されるパネルが多く広さを感じる。それでいて、パネル内の「カレンダー」や「フォト」といった文字は、221dpiの細かさのおかげか、とても見やすい。
そして、表示をデスクトップに切り替えれば、非常に美しい高解像度の壁紙が出迎えてくれる。しかも発色は東芝のテレビ「レグザ」の技術が活かされており、かなり素晴らしく、写真などを鑑賞するにはもってこいだ。とはいえ、カタログスペックを見たときから、13.3型にこの高精細なディスプレーは、モダンUIのような決まった文字を読むだけならともかく、デスクトップのアイコンやシステムでの文字のサイズが小さくて見づらいのではないか、というのが気になっていたが……。
さすが東芝さん!そんなことはお見通しだった!
「dynabook KIRA V832」のデスクトップには、「デスクトップアプリメニュー」という各種設定を簡単に行なうソフトがある。ここには、文字やアイコンのサイズを自由に変更できる「画面設定ユーティリティ」という項目があるのだ。小さくて見づらいのではという心配は杞憂であった。
ここには、フォントサイズを4段階から選べる「簡易設定」と、その4段階に加えて細かく調節できる「カスタムサイズ」が選べる「詳細設定」がある。自分の使いやすいサイズに自由に調整していこう。
また、これはOSの機能であるが、デスクトップの何もないところで右クリックするか、画面を長押しすると出てくるメニューの「表示」でもアイコンサイズを3段階で調節できるので、状況によっての使い分けも簡単だ。
ちなみに、dynabook KIRA V832の液晶画面は耐指紋コーティングが施されているので、タッチによる操作をかなり行なっても、指紋が気になるようなことはほとんどない。さすがに長時間使っていたり、指が脂で汚れているとうっすらと指紋がつくが、その場合は本体に同梱されているクリーナークロスでささっと拭き取れば、あっという間に元のきれいさが取り戻せるので安心だ。
ロードテスト機の主なスペック | |
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製品名 | dynabook KIRA V832 |
型番 | V832/W2UHS |
価格 | オープンプライス |
CPU | Intel Core i7-3537U(2GHz) |
チップセット | Mobile Intel HM76 Express |
メインメモリ | 8GB |
ディスプレー(最大解像度) | 13.3型ワイド(2560×1440ドット/WQHD)、静電式タッチパネル(10点) |
グラフィックス機能 | Intel HD Graphics 4000(CPU内蔵) |
ストレージ | 約256GB SSD |
光学式ドライブ | - |
通信機能 | 無線LAN(IEEE802.11a/b/g/n) |
インターフェイス | USB 3.0端子×3、HDMI端子、Bluetooth 4.0、92万画素ウェブカメラ、WiDiなど |
メディアスロット | SD/SDHCメモリカード |
テレビ機能 | - |
サウンド機能 | harman/kardonステレオスピーカー |
本体サイズ/重量 | 約幅316.0×奥行き207.0×高さ9.5~19.8mm/約1.35kg |
バッテリー駆動時間 | 約9.5時間 |
OS | Windows 8 Pro(64bit) |
オフィスソフト | Microsoft Office Home and Business 2013/なし |
主要ソフト | Adobe Photoshop Elements 11/Adobe Premiere Elements 11 |
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