電源ユニットやメモリーは
現行製品で問題なし
一式買い替えの際に気になるのが電源ユニットだ。Haswell発売前後に一時話題となった「C6/C7ステート」に関する問題で、0.05Aという小さな電流値での省電力マネジメントが必要とされるというもの。
一部の安価なモデルや古いモデルなどでは非対応となるため、各社とも対応製品をアナウンスするなどしている。今ではハッキリとHaswell対応の有無を確認することができるので、購入前にウェブサイトなどで情報を確認しておこう。
またメモリーはIvy Bridge世代と変わらず、DDR3-1333/1600までが正式にサポートされる。Intel Z87 Expressチップセット搭載モデルなら、ほぼすべてのメーカーのマザーボードで、それ以上のクロックで動作するオーバークロック系メモリーをサポートしている。Intel 8シリーズチップセットでの動作検証済みをアピールする製品も多いので、こちらも購入前に軽く調べておくといい。
Haswellのハイエンドマシンは
やっぱり最上位の「Core i7-4770K」
さて、ここからはいよいよCPUとマザーボードの選定に入っていこう。CPUについては、Haswellのハイエンドマシンを組むなら最上位の「Core i7-4770K」は外せない。自分はオーバークロックの必要がないという人は、一つ下の「Core i7-4770」を選択するのもありだ。
マザーボードは、拡張性を備えたATXフォームファクターのモデルは安いものから非常に高価なモデルまで、実にさまざまな製品が用意されている。以下の4モデルは、各社がフラッグシップと位置付けるスーパーハイエンドモデルとなる。
ASRock「Z87 Extreme9/ac」
実売価格:約4万6000円
ASUSTeK「MAXIMUS VI EXTREME」
実売価格:約5万円
GIGABYTE「G1.Sniper 5」
実売価格:約4万5000円
MSI「Z87 XPOWER」
実売価格:約5万8000円

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