今回お伝えするのは、Micro ATXフォームファクターサイズのHaswell対応マザーボードだ。ひと昔前までは省スペース目的でスペックは二の次という印象だったMicro ATXマザーだが、今ではATX顔負けのハイエンドモデルも存在する。
後半お伝えするオススメPCケースと組み合わせれば、省スペースでかつハイエンドなゲーミングマシンを構築することも可能だ。実は秋葉原で働くショップスタッフにも愛用者が多いMicro ATXマザーボード。初めて挑戦するという人も是非参考にしてもらいたい。
「Core i5」シリーズも
選択肢に入れた構成を考えよう
まずはCPUの選択からだ。ガチガチのゲーミングマシンということでなければ、選択するCPUは幅広く「Core i5」シリーズも視野に入れて考えたいところ。「Core i7」シリーズと比べると、場合によっては1万円近くも価格抑えられる。
秋葉原のパーツショップで聞いたミドルレンジ帯の人気モデルは「Core i5-4670K」。「Core i5」シリーズ最上位モデルながら、販売価格は2万4000円前後(Core i7-4770Kは約3万6000円前後)とコスト削減に貢献してくれる。
ATXにも負けないマシン構成も可能な
ハイエンドシリーズ
ここからはオススメマザーボードの選定だ。まずは各社一押しのハイエンドモデルを、その後はミドルレンジ~ローエンドの製品を順に紹介していこう。冒頭でも触れたように、最近のMicro ATXマザーにはATXモデルに引けを取らないスペックを実現した製品も多い。その分値段も張るが、メインで使用をしようという人にとっては要注目だ。
一方でセカンドPC程度のスペックを考えている場合は、コストも重要なポイントだろう。ATXモデルと異なり拡張スロットや使用するPCケースなどに制限があるため、購入前に将来の拡張性も含め、ある程度の方向性は考えておこう。
ASRock「Z87M Extreme4」
実売価格:約1万6500円
ASUSTeK「GRYPHON Z87」
実売価格:約1万8500円
GIGABYTE「G1.SNIPER M5」
実売価格:約2万8000円
MSI「Z87M-G43」
実売価格:約1万3000円

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