鞄を1kg以上も軽量化できるウルトラブック
近ごろ、仕事用のバッグがやけに重くなってきた。ノートPCにタブレット、デジタルカメラにICレコーダー、忘れちゃいけない電子書籍リーダー、……。モバイルだ、クラウドだ、ペーパーレスだなどと騒がれているけれど、持ち歩くデバイスはちっとも減らず、バッグの中身はむしろ増える一方だ。何とか、荷物を少なくできないものだろうか。
そこで注目したいのが、東芝のUltrabook「dynabook V713/W1J」。本製品は“デタッチャブルPC”というスタイルで、キーボードドックとディスプレーが着脱式になっており、ドックに装着すればノートPCとして、取り外せばWindows 8搭載のタブレットPCとして使えるスグレモノである。荷物が重くて困っている人や、できれば1台でいろいろと済ませたい人にとっては、あえてドックを持ち歩かず、タブレット側だけでどれほど使えるか大いに気になるだろう。果たして、dynabook V713/W1Jは、取捨選択がいまいち苦手なユーザー(つまり筆者のことである)の福音になるか?
というわけで今回は、ノートスタイルではなく、タブレットスタイルでの使い心地を重点的にチェックしてみた。
「dynabook V713/W1J」のおもな仕様 | |
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CPU | Core i5-3339Y(1.50GHz) |
メモリ | 4GB(DDR3 1600) |
チップセット | インテル HM76 Express |
グラフィック | インテル HD グラフィックス 4000(CPUに内蔵) |
ストレージ | SSD 256GB |
バッテリー駆動時間 | 約7時間 |
OS | Windows 8 64bit |
重量 | 約0.87kg(タブレット側)/約1.47kg(キーボードドック接続時) |
サイズ | 幅299×奥行き189×高さ12.4mm(タブレット側)/幅299×奥行き220.5×高さ19.9m(キーボードドック接続時) |
直販価格 | 16万3800円 |
タブレット側のサイズは約幅299×奥行189高さ×12.4mmで、重さは約870g。現行の一般的な10.1インチのタブレットと比較すると、厚みが2割ほど増しており、重量も250gほど上回る。とはいえ、これまでノートPCとタブレットの両方を持ち運んでいたのがこれ1台で収まってくれるのであれば、かなりありがたい。筆者はいつも13インチのMacbook AirとiPadを携帯しており、合わせた重量はおよそ2kgである。これらをdynabook V713/W1Jで置き換えれば、約1.2kg軽量化できる計算だ。
(次ページ、「広々フルHDデスクトップでながら作業も快適」に続く)