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徹底研究! サイクルコンピューター「ポタナビ SGX-CN710」 第1回

走行データやルート案内のチェックはもちろん、友人とのやり取りも可能

スマホナビよりすごい 自転車に特化した「ポタナビ SGX-CN710」

2013年05月11日 11時00分更新

文● 法井 文仁

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ドコモのSIMカードが同梱され、通信料も2年間無料

 とにかくポタナビ SGX-CN710を開梱してみる。本体は、一見すると小ぶりなスマホのようだが、厚さが19mmで、背面に自転車へ装着するためのアタッチメントも付いているので、スマホほど薄くはない。画面は240×320ドット表示の2.4型液晶パネルで、タッチ操作には対応していない。バッテリーは充電式で、パソコンなどからUSB経由で充電可能。使用可能時間は約10時間となっている。

 ふと「別にスマホでよくね?」とも思ったが、スマホでGPSを常時オンにして、液晶もつきっぱなしの状態で使えば、あっという間にバッテリーがなくなるのは必至。スマホとは別にポタナビを用意するほうが賢明に思える。

同梱物は、本体(写真中央)のほか、自転車に装着するためのクレイドルセット(写真右上)、ケイデンス(スピード)センサーセット(写真右下)、充電用のUSBケーブル(写真左上)など

本体のサイズは幅59×高さ95×奥行き19mmで、重量は約100g。防振、防塵、防滴(IPX5相当)仕様で、ボタン類や充電用のmicroUSB端子などはすべてゴムカバーで覆われている。フロント上部にスマホの受話口のようなスリットがあるが、これは通知音のスピーカーだ

 同梱物の中で目を引くのが、NTTドコモのドコモUIMカードだ。ポタナビには、NTTドコモのFOMA(3G)に対応した通信モジュールが内蔵されており、さまざまなデータ通信サービスを利用できる。詳しくは後述するが、走行データが本製品から3G回線を経由して専用Webサイトサイクルラボにアップロードされ、走行記録を閲覧できるようになっている。一般的なサイクルコンピューターでは、USBケーブルで接続して走行データを取り込むが、本製品の場合は、PCと接続する必要さえないわけだ。

 しかも、利用開始日から当月末までの期間と、その後23ヵ月間、利用料は無料! NTTドコモとの契約手続きなども必要なく、購入後、すぐに使い始めることができる。この仕組みが、じつにお手軽で良い。

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