自転車業界は今年も好景気でアイテム数も充実!
11月5~7日まで、幕張メッセで開催された“サイクルモード2010東京”に潜入取材してきました。3日間の来場者数は、昨年とほぼ同様の3万7166人に達し、不況の中でも自転車業界は相変わらずの好景気です。
会場で、“デジタル×自転車の融合”を探っていると、自転車ナビなるものの存在が目立ちました。実際に取り付けているユーザーの方も多いようで、巷で流行りつつあるようです。そのほか、会場で見つけた手頃な価格のデジタルアイテム系を一挙紹介します!
「自転車ナビ=ソニー」の図式が見えてきた!?
現在、自転車用GPSナビにはソニー、ガーミン、ユピテルが参入しており、中でも米国ガーミンはアウトドア業界で老舗ということもあり、定番メーカーといった形で盛り上がっていた。しかし、売れ筋の「Edge705」で実売7万円以上という価格や、日本製ではないゆえの地図に対する不安から、ほかのメーカーにユーザーも流れつつあるようだ。ユピテルは自動車のレーダー探知機で有名なメーカーで、ゴルフ場ガイドなども盛り込んだ製品も出しているが、売れ筋の「ASG-CM11」で実売価格約4万円とまだ高い。
そんな中で勢い付いているのが、ソニーの「nav-u NV-U35」だ。実売価格2万7000円程度なので、「こんな安くて機能は充実しているの?」と思う人も多いだろう。しかし、実際に触れてみると、ゼンリンの地図を搭載し、田んぼのあぜ道まで表示するほどの詳細なルート検索ができ、自動車モード、自転車モード、徒歩モードの3モードからセレクト可能。“自転車モード”にすると、車では走れない狭い道や、一方通行の逆走、右左折禁止の縛りもなくなり、より有効なルート検索ができる。
また、公園内に自転車道が確立していれば、公園内を突っ切るなんてルートも推奨してくれるのだ。しかも、タッチパネルが静電式でなく感圧式だから、グローブをはめたままでも軽快な操作ができた。スタミナモードで6時間(スーパースタミナで11時間)連続稼働するほか、防滴機能やスピーカーも備えているので、自転車のハンドルに取り付けて思う存分にツーリングを楽しめる。「グルメぴあ」や道の駅、日帰り温泉、自転車置き場など、様々なお役立ち情報も収録されているのもウレシイ。これぞ、待ち望んでいた自転車ナビ、買いですな!
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