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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第37回

コストではイーモバがダントツ!? 春の最強Xスマホを探す

2013年04月15日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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本連載初登場のイー・モバイルのスマホは
2年間のトータルコストではとにかく圧倒的に安い

 最後に料金を比較する。端末の価格と主な料金プランと契約した場合に加え、現在適用されている標準的なキャンペーン、割引サービスを加味して表にしている。トータルコストは新規契約した人が2年間使った場合の料金+本体代金の合計だ。

  ARROWS X AQUOS PHONE Xx STREAM X
一括価格
(新規/機種変更)
7万9800円/同 8万8320円/同 4万2000円/同
実質価格
(新規/機種変更)
2万9400円
/3万9480円
3万5520円/同 0円/同
ISP spモード S!ベーシックパック  
315円 315円  
基本使用料 タイプXi にねん ホワイトプラン LTE電話プラン(にねん)+データ定額5
780円 980円 2130円
通話料 21円/30秒 21円/30秒 18.9円/30秒
パケット定額 Xiパケ・ホーダイ ライト パケットし放題フラット for 4G  
4935円 5460円  
2年間トータルコスト 17万4120円~ 19万7640円~ 9万3120円~

 とにかくSTREAM Xが安い。2年で10万円を切っている。

 表では基本使用料とパケット定額の金額を合わせている。「LTE電話プラン(にねん)」+「データ定額5」の場合、LTEスマホ割が適用され、月々の支払いが端末代込みで3880円なので圧倒的だ。端末を一括で購入してしまえば、月2130円とさらにインパクトのある数字となる。

 もともとの本体価格からして、他の2機種と比べ半額ほど。通話料も他の2社より若干安い。なお「データ定額5」は毎月の通信量の上限が5GBになっており、ドコモのXiパケ・ホーダイ ライトの通信量上限3GBより大きく、ソフトバンクのパケットし放題フラット for 4Gの7GBよりは小さい。

 コストではとにかく有利なイー・モバイルだが、都市部以外でのエリアの弱さから、他社とは単純に比較しにくいのは確かである。ただ、今夏からソフトバンクの3G網に接続できる予定で、これで大きく評価が変わってきそうだ。さらに10分以内/月300回までの国内通話が定額となる「通話定額オプション」が月1400円で追加可能なのも魅力的である。

 支払総額で2位はドコモのARROWS X。オトクなXiパケ・ホーダイ ライトのおかげでトータルコストは17万円台。動画をたくさん見る人でなければ通信量3GBの上限も気にならないはずだ。

 3位はソフトバンクのAQUOS PHONE Xx。パケット定額が高いので不利になるだけでなく、本体も一括では8万8320円と、なかなか手が出しにくい価格だ。月月割を加味した実質価格なら3万5520円。半額以下だが、他の2機種はさらに安いので料金面では3位となるのも仕方ないところだろう。


ARROWS XとSTREAM Xが
リードする展開に

 今回はスペックではARROWS X、外観ではAQUOS PHONE Xxの工夫が面白く、料金ではSTREAM Xが断然有利という三つ巴となった。ただインパクトを考えると、スペックで抜きん出たARROWS Xと、料金のSTREAM Xだろう。今回は両機種が1歩リードで、AQUOS PHONE Xxがピタリと後ろからマークしている感じだ。

 次回は早速スピードチェック。スクロールや文字入力、通信速度の違いを見ていく。これまでの結果からスペックが高い機種でも成績が良いとは限らないので波乱もありそうだ。


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