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油圧式変形機構が魅力!「VAIO Duo 11」ロードテスト 第10回

新しいOfficeをフル活用するために必要な条件とは?

VAIO Duo 11こそ「新Office」のベストチョイス!

2013年03月26日 11時00分更新

文● 高橋量

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 ビジネス向けPCで欠かせないソフトといえば、何といってもマイクロソフトのOfficeスイートだろう。2013年2月に発売されたOfficeの新バージョンはタッチ機能に対応し、さらに便利に使えるようになっている。そこで今回は、VAIO Duo 11と「新しいOffice」の親和性について紹介しよう。

タッチ機能対応で「新しいOffice」との親和性が高いソニーの11.6型Ultrabook「VAIO Duo 11」

「VAIO Duo 11」評価機の主なスペック
製品名VAIO Duo 11 標準仕様(店頭販売)モデル
型番SVD11229CJB
CPUIntel Core i5-3337U(1.8GHz)
チップセットMobile Intel HM76 Express
メインメモリ4GB(最大4GB、VAIOオーナーメードモデルは最大8GB)
ディスプレー(最大解像度)11.6型ワイド IPS液晶(1920×1080ドット)、静電式タッチパネル、LEDバックライト
グラフィックス機能Intel HD Graphics 4000(CPU内蔵)
ストレージ128GB SSD(128GB×1)
光学式ドライブ
通信機能有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE802.11b/g/n)、 WiMAX
インターフェイスUSB 3.0端子×2、アナログRGB端子、HDMI端子、Bluetooth 4.0、200万画素フルHDウェブカメラ(フロント)、 200万画素フルHDウェブカメラ(リア)、NFC機能
センサーGPS機能、加速度センサー、ジャイロセンサー、地磁気センサー
カードスロットメモリカードスロット(SD/SDHC/SDXC、メモリスティック デュオ)
テレビ機能
サウンド機能ステレオスピーカー、モノラルマイク、ノイズキャンセリング、Dolby Home Theater v4
本体サイズ/重量約幅319.9×奥行き199×高さ17.85mm/約1.305kg
バッテリー駆動時間約7時間(付属バッテリーパック)、約14時間(別売バッテリーパック、 内蔵+拡張)
OSWindows 8(64bit)
付属品ノイズキャンセリングヘッドホン、デジタイザースタイラス(ペン)

「新しいOffice」は標準仕様モデルにプレインストール済み

 2013年2月7日に発売された今回の新バージョンは「Office 2013」という名称ではなく、正式名称は単純に「Office」とされている。「Office 2007」や「Office 2010」などの旧バージョンと比較する際は、「新しいOffice」または「新Office」と表現するとのことだ。ただし西暦によるナンバリングは各パッケージには残っており、パッケージ名を指す場合に限り「Office Personal 2013」のように表記される。

従来のナンバリング表示が廃止され、単に「Office」とだけ表記されるようになった

 新しいOfficeの大きな特徴は、タッチ操作に対応した点とネット連携機能が強化された点だ。指で操作できるようにインターフェイスが改善され、文書をクラウドストレージに保存することでさまざまなデバイスから利用できるようになっている。また、見栄えのいい文書をより手軽に作れるようになっている点もうれしい。

タッチ操作向けにボタンのサイズや間隔を大きくできる「タッチモード」を用意

タブレットでの文書閲覧に特化したWordの「閲覧モード」

文書は標準でマイクロソフトのクラウドストレージ「SkyDrive」に保存される

「SkyDrive」上の文書は、ブラウザーから閲覧・編集が可能だ

 新しいOfficeは、VAIO Duo 11の標準仕様モデルにプレインストールされている。パッケージはビジネス向けの「Office Home and Business 2013」だ。オーナーメイドモデルでは購入時のオプションとして「Office Personal 2013」と「Office Home and Business 2013」、「Office Professional 2013」の3種類が用意されている。プレインストールなしも可能だが、仕事で使うのであれば用意しておくほうがよいだろう。

「新しいOffice」各パッケージの内容
 Office Personal 2013Office Home and Business 2013Office Professional 2013
Word 2013
Excel 2013
Outlook 2013
PowerPoint 2013-
OneNote 2013-
Access 2013--
Publisher 2013--
オーナーメイドモデルのオプション価格1万9000円2万1000円3万2000円
パッケージの標準価格3万1290円3万6540円6万2790円

 オーナーメイドモデルの場合は、3種類のパッケージの中からいずれかを選ぶことになる。お薦めはPowerPointが含まれる「Office Home and Business 2013」だ。「Office Personal 2013」との価格差も2000円しかないので、当面PowerPointを使う予定がなくても上位版の方がお得だと思う。より上位の「Office Professional 2013」は価格差が大きい。AccessとPublisherが本当に必要か考えた上で選ぶべきだろう。

 ちなみにパッケージとして販売されている商品は、2台分のライセンスが含まれるがプレインストール版に比べて価格が高い。また、プレインストール版のライセンスはそのPC専用なので、ほかのPCにインストールすることはできない。

 なおプレインストール版の新しいOfficeを利用できるのは、2013年春以降に発売されたモデルからだ。2012年秋冬モデルには、旧バージョンのOffice 2010がプレインストールされている。ただし、2013年4月30日までにOffice 2010のライセンス認証を行なうことで、新しいOfficeに無償でアップグレードすることが可能。忘れずにキャンペーンページを確認しておこう。

新しいOffice無償アップグレードプログラムのキャンペーンページ(http://www.microsoft.com/ja-jp/office/2013offer/redemption/default.aspx)。キャンペーン期間を過ぎると無償でアップグレードできなくなるので注意

Office 2010のプロダクトキーを入力後、インストール用プログラムをダウンロードしてPCに導入する。Office 2010を残したままで併用が可能だ


ソニーストア

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(次ページ、「新しいOfficeはVAIO Duo 11で使うべき4つの理由」に続く)


 

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