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油圧式変形機構が魅力!「VAIO Duo 11」ロードテスト第8回

店頭販売向けの標準仕様モデル「SVD11229CJB」を検証

「VAIO Duo 11」春モデルのゲーミング性能に迫る

2013年02月25日 11時00分更新

文● 高橋量

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 フルHD表示で情報量の多い液晶ディスプレーやデジタイザースタイラスによる快適なペン入力、持ち運びやすいスリムなデザインなど、「VAIO Duo 11」はビジネス向けノートとしての魅力にあふれる製品だ。しかし仕事の合間に、ちょっとゲームで遊びたくなることもあるだろう。

 2Dのブラウザゲームであれば、多くのマシンで快適にプレーできる。だが、3Dゲームやオンラインゲームには、ある程度のマシンパワーが必要となる。VAIO Duo 11でどれだけサクサク動くのか気になる人も多いだろう。そこで今回は、店頭販売向けのVAIO Duo 11標準仕様モデル「SVD11229CJB」について、複数のベンチマーク結果を交えながらゲーム性能を検証しよう。

 なお、直販サイト「ソニーストア」限定販売のオーナーメードモデル「SVD1122AJ」とはパーツ構成が異なるため、テスト結果が異なる場合がある。オーナーメードモデルについても、以降の回で紹介する予定だ。

ハイブリッドに活用できる11.6型Ultrabook「VAIO Duo 11」。写真は店頭販売向けの標準仕様モデル「SVD11229CJB」だが、直販サイト「ソニーストア」限定販売のVAIOオーナーメードモデル「SVD1122AJ」も用意されている
試用機のおもなスペック
製品名VAIO Duo 11 標準仕様(店頭販売)モデル
型番SVD11229CJB
CPUIntel Core i5-3337U(1.8GHz)
チップセットMobile Intel HM76 Express
メインメモリ4GB(最大4GB、VAIOオーナーメードモデルは最大8GB)
ディスプレー(最大解像度)11.6型ワイド IPS液晶(1920×1080ドット)、静電式タッチパネル、LEDバックライト
グラフィックス機能Intel HD Graphics 4000(CPU内蔵)
ストレージ128GB SSD(128GB×1)
光学式ドライブ
通信機能有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE802.11b/g/n)、 WiMAX
インターフェースUSB 3.0端子×2、アナログRGB端子、HDMI端子、Bluetooth 4.0、200万画素フルHDウェブカメラ(フロント)、 200万画素フルHDウェブカメラ(リア)、NFC機能
センサーGPS機能、加速度センサー、ジャイロセンサー、地磁気センサー
カードスロットメモリカードスロット(SD/SDHC/SDXC、メモリスティック デュオ)
テレビ機能
サウンド機能ステレオスピーカー、モノラルマイク、ノイズキャンセリング、Dolby Home Theater v4
本体サイズ/重量約幅319.9×奥行き199×高さ17.85mm/約1.305kg
バッテリー駆動時間約7時間(付属バッテリーパック)、約14時間(別売バッテリーパック、 内蔵+拡張)
OSWindows 8(64bit)
付属品ノイズキャンセリングヘッドホン、デジタイザースタイラス(ペン)

春モデルのVAIO Duo 11はどこが変わったのか?

 まずはVAIO Duo 11標準仕様モデル「SVD11229CJB」のスペックのうち、ゲーム性能にかかわる部分を紹介しよう。搭載されているCPUはIntel Core i5-3337U(1.8GHz)で、メモリ容量は4GB。グラフィックス機能は、CPU内蔵の「Intel HD Graphics 4000」を利用する。ストレージは128GBのSSDだ。

 2012年秋冬モデル(SVD11219CJB)とのスペック的な違いはCPUのみ。旧モデルではCore i5-3317U(1.7GHz)が搭載されていたので、数値上は動作周波数が0.1GHz上昇しているにすぎない。しかしドライバソフトなどが更新されているはずなので、同じパーツでも性能の向上が期待できるだろう。

Core i5-3337UとCore i5-3317Uの違い
 Core i5-3337UCore i5-3317U
動作周波数1.8GHz1.7GHz
最大周波数2.7GHz2.6GHz
コア数22
スレッド数44
キャッシュ3MB3MB
TDP17W17W
内蔵GPUIntel HD Graphics 4000Intel HD Graphics 4000
グラフィックス定格周波数350MHz350MHz
グラフィックス最大動的周波数1.1GHz1.05GHz

 CPUの性能については特に問題ないと思われるが、GPUとしてCPU内蔵のIntel HD Graphics 4000を利用する点に不安を覚える人も多いだろう。確かにCPUとは別にGPUを搭載していたほうが高性能ではあるが、大作3Dゲームを最高画質&高解像度でプレーしない限り、CPU内蔵のGPUでも問題なく遊べる。特にIvy Bridge世代に内蔵されているIntel HD Graphics 4000は、前世代Sandy Bridge内蔵の「Intel HD Graphics 3000」と比較して3D性能が2倍以上も向上。VAIO Duo 11のWindowsエクスペリエンスインデックの「ゲーム用グラフィックス(ゲーム性能を表わすスコア)」を見ても「6.4」と比較的高く、CPU内蔵のGPUでも十分であることがわかる。

VAIO Duo 11の「Windowsエクスペリエンスインデックス」のスコア。上が2013年春モデルで、下が2012年秋冬モデルだ。ゲーム性能を表わす「ゲーム用グラフィックス」が「6.4」と比較的高め

 ただし同じIntel HD Graphics 4000でも、CPUによって処理速度が異なる点に注意したい。VAIO Duo 11に搭載されているIntel Core i5-3337Uでは消費電力を抑えるために、グラフィックス定格周波数が350MHz(最大動的周波数は1.1GHz)とやや低めに設定されている。ノート向けの通常電圧版CPUでは550MHzや650MHzで動作するため、据え置き用途のデスクノートに比べてGPUパワーはやや劣るだろう。

「GPU-Z」によるIntel HD Graphics 4000の詳細情報。動作周波数を表わす「GPU Clock」が「350MHz」とやや低めだ

 とはいえ、比較的軽めの3Dゲームなら問題なくプレーできるので問題はないはずだ。3D性能を計測する「3DMark Vantage」の結果を見ても、少し前のミドルレンジGPUと同等レベルの性能であることがわかる。特に2013年春モデルではCPUとGPUの性能が向上し、3D性能のパフォーマンスが改善された。わずかな差ではあるが、新モデルのほうがゲームを楽しむのに向いているだろう。

「3DMark Vantage」(パフォーマンスモード)のベンチマーク結果(上が2013年春モデル、下が2012年秋冬モデル)

 「3DMark Vantage」は最新版のDirectX11ではなくDirectX10の性能を計測するベンチマークだが、最新の超大作3Dゲームでもない限りほぼDirectX9~10が使われているため、現実的なゲーミング性能のスコアとして参考になるだろう。ただしゲームによってグラフィックの精細さや表示されるモデルの多さが異なるため、ベンチマーク結果の善し悪しが作品ごとに異なる点に注意したい。


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(次ページ、「3Dゲーム系ベンチマークの結果は?」に続く)


 

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