キヤノンITソリューションズは3月18日、セキュリティソフトウェア「ESET」の法人向けライセンス製品「ESET Endpoint Security」「ESET Endpoint アンチウイルス」に、Linuxサーバー対応のウイルス・スパイウェア対策プログラム「ESET File Security for Linux」(英語版)を追加すると発表した。
ESET File Security for Linux利用においてもライセンスの提供価格に変更はなく、Windows 8をはじめ、MacやLinuxに対応したプログラムをユーザー環境に合わせて利用できる。ESET製品は、Windows、Mac、Linuxで共通のウイルス定義データベースを使用しているため、他のOS上で感染するマルウェアも検出可能だ。
またESET File Security for Linuxは、ヒューリスティック機能を持つ「ThreatSenseテクノロジー」を搭載しており、新種のマルウェアを高い確率で検出。その結果、コンピューターウイルス感染防止・識別・除去の国際誌である「Virus Bulletin」において、Linux製品における「ウイルス検出率100% AWARD」を業界最多の10回(2013年2月時点)獲得しているという。
そのほか、ESETクラアントプログラムがインストールされたPCに対して、ウイルス定義データベースやモジュールを配信する機能、クライアント管理用プログラム(ESET Remote Administrator)との連携機能も有する。これにより、クライアント管理用プログラム(ESET Remote Administrator)を利用することで、Linuxサーバー用プログラム「ESET File Security for Linux」のサーバー情報(コンピューター名など)や、検査ログの情報を収集可能だ。
加えて、クライアント管理用プログラム(ESET Remote Administrator)からオンデマンドスキャンの実行や、ウイルス定義データベースのアップデートのタスクを配布することもできる。
ESET File Security for Linuxも含まれるESET法人向けライセンス製品の価格は、ESET Endpoint Security企業向けライセンスで新規価格5360円/ライセンス(6~24ライセンス時)、更新価格3752円/ライセンス(同)など。