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まず“プロテクト”、その上で“パフォーマンス”

2013年は“Protect & Perform”!アカマイが戦略発表

2013年03月14日 08時00分更新

文● 渡邊利和

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3月13日、アカマイ・テクノロジーズは2013年戦略発表会を開催した。同時に、新たなパートナー契約が伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)と締結されたことと、セキュリティ・ソリューション「Kona Site Defender」の機能強化も発表した。

ユーザーの懸念はセキュリティ、速度、安定性の3つ

 アカマイはCDNの老舗としてよく知られているが、コンテンツ配信だけではなく、企業向けのWebアプリケーション配信、さらにはこれらコンテンツへのアクセスの安全性を担保するためのセキュリティソリューションの提供まで手がけている。その同社が2013年の戦略として掲げるのが“Protect & Perform”(保護と実行)だ。同社の職務執行者社長 徳永 信二氏は、「プロテクト(保護)が先に来ている」ことを強調し、セキュリティを犠牲にしないという姿勢を「まずプロテクト、その上でパフォーマンス」と表現した。

アカマイ・テクノロジーズ 職務執行者社長 徳永 信二氏

 同氏はまた、同社の社是である「Hyperconnected worldにおいてお客様が重要なビジネスチャンスを掴み取るためにアカマイはインターネットの技術的な問題を取り除きます」というメッセージを紹介した上で、インターネットユーザーの懸念材料がセキュリティ、速度、安定性の3つであることから、同社は「インターネットを安全に、安定的にパフォーマンス良く使えるように」技術的な障害を取り除いていくことに今後とも取り組んでいくとした。

“Protect & Perform”戦略の概要“Protect & Perform”戦略と製品ポートフォリオのマッピング

 現在同社が提供するサービスは、クラウドプラットフォームである“Akamai Intelligent Platform”上に実装される“AQUA(Web Slolutions)”“SOLA(Media Solutions)”“TERRA(Enterprise Solutions)”“KONA(Security Solutions)”“AURA(Network Solutions)”の5種に整理されているが、このうちテレコム/ネットワーク事業者向けのサービスであるAURAを別とすると、“Protect”にKONAが、“Perform”にAQUA、TERRA、SOLAが対応するという構図になる。

Akamai Intelligent Platformの概要現在の同社の製品ポートフォリオ

 そして、セキュリティ重視の姿勢を裏付けるように、同日付でKONAに含まれるセキュリティソリューションである「Kona Site Defender」の新バージョンの提供開始も発表された。新機能として、「Akamai Common Rules」(WAF機能の強化)、「新レート制御機能」(異常トラフィック生成を検出するDDoS対策機能)、「ユーザー確認機能」(ユーザー確認モジュールの追加)、などが加わっている。

 また同氏は日本国内での戦略として、「メディア・エンターテイメント/コマース向けに付加価値の提供」「エンタープライズ(金融/製造/ハイテク/官公庁)向けに革新の提供」「セキュリティ向上による信頼性の向上」の3点を挙げ、こうしたメリットをユーザーに届けるためにこれまで以上にパートナーとの協業関係を強化していくことも明らかにした。新たなパートナーとしてCTCの参加も同日発表されたが、同氏は「パートナーの強化は、パートナーの数をどんどん増やしていくということではなく、各パートナーとの協力関係を深めていく方向だ」としている。

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