リアル店舗をサポートする形でウェブサイトを開設しているケースは多くみられるが、Samuraiから発表された「Mercury」は、こうした販促をより効果的にするもの。携帯電話やスマホなどをモバイル会員証として活用し、リアル店舗とウェブサイトで会員を統合管理できる、事業者向けO2Oパッケージ製品となっている。
たとえば、年齢・性別などの一般的な属性情報のほか、店舗利用(来店・購入)頻度や購入金額、サイトへのレビュー数などをもとに会員ランクを設定・セグメントすることが可能。会員の店舗利用動向に応じてメルマガを配信するなど、販促に結びつけることもできる。
携帯電話やスマホなどをモバイル会員証として利用する際に、近距離無線通信規格NFCやQRコードといったセンサーデバイスに対応。今後はフェリカネットワークスが提供する「かざすフォルダ」にも対応する予定だ。
「Facebook」や「Twitter」、「LINE」との連携機能を搭載しており、商品やサービス、ニュース、クーポン、ブログなど、さまざまな情報をSNSに発信することができる。こうした情報を入手した会員が、スマホのマイページを使って友達に広げられる機能も提供している。
「Mercury」は同社がすでに展開しているO2Oサービス「AR(Actual Revolution)」をベースとしているため、商品やチケット販売などを行えるECサイト機能を利用できる。