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油圧式変形機構が魅力!「VAIO Duo 11」ロードテスト 第8回

店頭販売向けの標準仕様モデル「SVD11229CJB」を検証

「VAIO Duo 11」春モデルのゲーミング性能に迫る

2013年02月25日 11時00分更新

文● 高橋量

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3Dゲーム系ベンチマークの結果は?

 では、VAIO Duo 11で行なった3Dゲーム系ベンチマークのテスト結果をご覧いただこう。ベンチマークはWindows8の電源プランを「高パフォーマンス」に設定した上で、ゲームでは標準的な1280×720ドットの解像度でテストを行なっている。

 まずは「モンスターハンターフロンティアオンラインベンチマークソフト第3弾【大討伐】」から。これはPC版「モンスターハンターフロンティアオンライン」を快適に遊べるかどうかを計測するベンチマークだが、中規模タイプの3Dゲーム全般の目安として使われている。スコアとして表示される結果が高いほど、ほかの3Dゲームも快適にプレーできるというわけだ。

 実際にテストを行なったところ、1280×720ドットでは「2445」と思ったより高めの結果となった。とりあえず遊べるスコアの指針が「1500」とされているので、問題なく遊べるレベルだろう。ちなみに2012年秋冬モデルのスコアは「2426」だったので、19ポイントほどスコアが向上している。

「モンスターハンターフロンティアオンラインベンチマークソフト第3弾【大討伐】」(フルスクリーン時)のベンチマーク結果。わずかに成績の高い画面上が2013年春モデルで、下が2012年秋冬モデル

 PC版「ストリートファイターⅣ」のベンチマーク結果では、1280×720ドットで平均53.57FPSの「B」判定だった。FPSとは1秒間に表示されるフレーム数(動きのコマ数)のことで、60FPSが理想とされている。理想のスコアにはわずかに足りないが、これだけのスコアであれば十分快適に遊べるレベルだ。なお、2012年秋冬モデルでは32.68FPSのD判定だったため、スコアがかなり向上していることがわかる。

PC版「ストリートファイターⅣ」のベンチマーク結果(上が2013年春モデルで、下が2012年秋冬モデル)

 「バイオハザード5ベンチマーク」のベンチマークB(DirectX10使用)では、1280×720ドットで平均26.4FPSの「C」判定という結果に。「ストリートファイターⅣ」に比べて推奨スペックが高いため、FPSもやや低めだ。FPSは30あれば何とか遊べるが、このスコアではかなり動作が重くなってしまうと予想される。なお、なお、2012年秋冬モデルでは26.8FPSのC判定とスコアが若干高いが、検証タイミングによる誤差も考えられるので、ほぼ同程度だと考えたほうがよいだろう。

「バイオハザード5ベンチマーク」の1920×1080ドットでのベンチマーク結果。ベンチマーク中は処理の重さを感じられなかったが、実際にプレーすると重く感じるだろう

 「ファイナルファンタジーXIV オフィシャルベンチマーク」はかなり高めのスペックを要求するベンチマークで、大作3Dゲームについての目安として使われる。このベンチマーク結果がよければ、最新ゲームでも快適にプレーできるというわけだ。

 VAIO Duo 11でベンチマークテストを行なったところ、解像度「LOW(1280×720ドット)」で「1136」という結果だった。公式サイトで案内されているスコアの目安では、「動作困難」(1500未満)とされているレベルだ。普通にプレーできるレベルが「2500~2999」とされているだけに、グラフィックの美しさをウリとする大作系3Dゲームのプレーはかなり厳しいだろう。

「ファイナルファンタジーXIV オフィシャルベンチマーク」のベンチマーク結果(上が2013年春モデルで、下が2012年秋冬モデル)


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(次ページ、「VAIO Duo 11の入力デバイスはゲーム向きか?」に続く)


 

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