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全録対決! パナ「BXT3000」VS東芝「REGZAサーバー」(前編)

2013年02月20日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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チェックポイント5 BDレコーダーとしての基本的な性能は
DMR-BXT3000がやや低め?

通常録画での録画モード変更画面。最大の15倍録までじつにきめ細かく録画モードが選べる。これはチャンネル録画でも同様

通常録画での録画モード変更画面。最大の15倍録までじつにきめ細かく録画モードが選べる。これはチャンネル録画でも同様だがDRは通常録画のみ

 DMR-BXT3000は最大の特徴であるチャンネル録画の完成度が高く、インターネット機能を活用した番組おすすめ機能など、見たい番組に素早くたどり着くための機能も充実している。これだけでも本機はかなり魅力的で、本機さえあれば「見たい番組がないなぁ」と退屈してしまうような心配はないはず。

 では、基本的なBDレコーダーとしてはどうだろうか。本機は基本性能に関してはほかのDIGAシリーズとほぼ同様の機能を持っていると考えていい。その通常録画はというと、シングルチューナーで通常録画用のHDD領域も250GBと少ない。

 チューナーについては、6chのチャンネル録画があるのだから、それ以外にダブル録画までできる必要はないだろう。言うなれば、チャンネル録画していない放送局の番組を視聴・録画するための補助的なものと考えれば実用上は不満はない。なお、こちらの通常録画の場合は、DRモード録画も可能だ。

 気になるのは、通常録画領域の容量が少々心許ないこと。チャンネル録画の番組は一定期間で自動的に消去されていくので、ずっと残しておくには通常録画領域などにダビングしておく必要がある。

 そのあたりを考えると、USB HDDの増設は必須と言えるだろう。ずっと残しておきたい番組はBDに焼くか大容量のUSB HDDに残しておくことになる。つまり、製品の価格のほかにUSB HDDも一緒に用意することを前提に考えておいた方がいい。

 東芝のDBR-M190の場合は、通常録画用だけでもダブルチューナーで、HDD容量も1TBと豪快だ。もっとも、こちらの場合はBS/CSデジタル録画を通常録画でまかなう必要がある。

 ネットワーク機能については、両機ともDLNAサーバー/クライアントにも対応しており、ほかのBDレコの録画番組の視聴や、対応する機器へ録画番組の配信も可能だ。

 もちろん、全録で保存した番組の配信も行なえるので、対応したスマートフォンやポータブルテレビ、タブレットなどがあれば部屋中で番組を楽しめる。

 このほかDMR-BXT3000は、動画配信などのネット機能を後から追加できる「ビエラ・コネクト」に対応しており、民放各社のオンデマンドサービス「もっとTV」も利用可能となっている。

 このように、機能としては十分で、スタンダードモデル的位置づけとは言え、実用上はミドルクラス機と同等かそれ以上の実力を持っていると言える。

後編では画質などをチェック!

 さて、次回の後編では、DMR-BXT3000の実力をさらにディープに紹介していく。肝心要の録画画質をはじめ、BD画質などの画質・音質の実力、BDへのダビングや対応機器への番組持ち出しなども実際に行なってみた。

 膨大に貯めた番組の活用という意味でもダビングや持ち出し機能の使い勝手は気になるところだろう。お楽しみに。

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