ドコモ2013年春モデルは、スマホ/タブレット/データ端末の計12機種。コラボ端末やフィーチャーフォンはゼロだが、ほぼ全機種がクアッドコアCPU、Android 4.1、2000mAhオーバーの大容量バッテリー搭載とスペックが底上げ。フルHDディスプレイや最大112.5MbpsのXi搭載端末もあり、目が離せない。注目機種を写真とともに見ていこう。
春モデル1番人気といえばコレ!
ソニーモバイル「Xperia Z SO-02E」
展示会場で常に黒山の人だかりができていたのが「Xperia Z SO-02E」。とにかくデザインが美しい。従来のXperiaのアーク形状は、背面がカーブし、手にフィットして持ちやすかったが、Xperia Zは一転、凹凸のない直線的な形状に変更された。幅は71mmと比較的広いが、厚さが7.9mmと薄く、数値で想像するほどの持ちにくさは感じられなかった。プロモーションカラーは「ブラック」だが、今年の流行色のひとつ「パープル」がひときわ目を引いていた。
背面はガラス製で、説明員によると「米コーニング社製ゴリラガラスではないが、表面に防キズ加工をしてあり、ケースなしで持ち歩いてもキズつきにくく、目立ちにくい」とのこと。実際に数ヵ月間、ケースをつけずに持ち歩いているという実機を見せてもらったが、よく目を凝らさないと分からないほどの小さなキズが1ヵ所あるだけ。ちなみに「ホワイト」はかつての「MacBook ポリカーボネート」を彷彿とさせる質感で、これまたカッコイイ。
側面はガラスと樹脂の合成素材でできている。電源キーと音量キーはアルミ素材で、高級感満点。ちなみにバッテリーは修理に出さないと取り外せないタイプだ。microSIMカードは電源キー上部のスロットから出し入れする。
ストラップホールは、右側面下部の角を挟むような形で採用されている。一見気付きにくいが、ホール自体が大きく、ストラップを通しやすい。ケースやカバーを付けずに、ぜひこのままの姿で持ち歩きたいものだ。
Xperia Tablet ZとはNFCでコンテンツをやり取りできる点がユニーク。例えばXperia Zでウェブ閲覧中に、Xperia Zの背面のFeliCaマークをXperia Tablet Zに近付けるだけで、Xperia Zで見ているウェブページをXperia Tablet Zの大画面に表示できる。また同様の方法で、Xperia Zで再生中の音楽をXperia Tablet Zのステレオスピーカーで楽しむといった使い方も可能だ。この方法でやり取りできるコンテンツはウェブ/画像/音楽/動画/YouTubeの5種類。ただし、動画とYouTubeは途中から引き続き再生するのではなく、最初から再生される。
カメラ機能は、従来の「Exmor R for mobile」から最新の「同 RS」に進化した。日中の屋外のような逆光下でも鮮やかな動画を撮影できるほか、夜景スポットや室内といった暗い場所でもノイズの少ないキレイな画像を撮影できる。
目新しいのが「Sonyドライブ」という標準搭載アプリ。カーナビのように聞こえるがそうではない。乗車時に操作しやすいUIを持ったランチャーなのだ。任意のアプリを最大12本まで追加可能で、大きなボタンのため押し間違いしにくいのが利点。説明員によると「こうしたアプリはとくにクルマ社会の北米で人気」とのことだが、「国内でも地方都市では需要が見込めそうなので、今後の動向を見ながらアプリの機能を拡充していきたい」とのこと。
Xperiaに限らないが、dメニューで提供中のニュースを全文無料で読めるようになったのがうれしい。これまでは各ニュースサイトごとにマイメニュー登録し、所定の料金を支払う必要があったが、すでにdメニュー内で全文無料で読める。説明員によると「タブレットやスマホをもっと利用してもらうためのサービス向上」とのことだ。
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