これがガントリークレーンのコックピットだ!!
次はガントリークレーンのコックピットに案内された。揚程49.6mのクレーンなので、コックピットも細かいパネルが多いのかと思ったら、とてもシンプルでシャベルカーとあまり変わらないほど。隣りでコンテナを荷役している様子を見る限り、スイスイと行なっていたため、自動化が進んでいるのかとも思ったが、実際には職人芸の世界だそうだ。風向きや風の強さに応じてスプレッダーの調整、コンテナを運ぶストラドルキャリアとの連携の大半は人力。3交代制で24時間行なわれているという。
コックピットへ移動中。下を見てみたら、苦手な人は大変な光景が広がっていた。右写真はコックピットを外から見たところ。なぜかダグラムを思い出した
ついにやってきたコックピット。冬場の日没時は太陽光が直撃するタフな状況だった
メイン操作系統は手の近く、サブ操作系はやや後ろといった住み分け
コックピット内はさっぱりしており、視界優先の設計。左右のレバーやスイッチでスプレッダーやガントリークレーンの位置、アーム部の高さを調節といった具合。シートに着座し、フットスペースに足を置き、ちょっと踏ん張ると、真下のスプレッダーがいい感じに見えるように設計されている。
シートに座ってみたところ。右写真はちょっと踏ん張って真下を見たところで、スプレッダーをやや斜めから見た形になった。アスファルトに引かれている3本線は、四隅のロックピンとコーナーポケットの位置合わせ用
シートに座った状態で正面を見たところ。右半分が偏光ガラスになっている
シート右斜め前には計器類
シート左斜めには同じく計器類と外部モニター。モニターはクラリオン製。カーナビ用で同型を見たことがあるような
シート左側の操作系統
シート右側の操作系統。ディスプレー上には位置情報などが表示されていた
投光器などのスイッチは集約されている。ちなみにコックピット内は過酷な温度状況になるため、エアコン完備
コックピックの見学が終り、エレベーターで地上に戻るところ。不思議な絵だ