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SafeNetと共同開発

ネットアップ、データ暗号化アプライアンス「StorageSecure」

2012年10月31日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 10月30日、ネットアップはNASセキュリティ暗号化アプライアンス「StorageSecure」の国内提供開始を発表した。

SafeNetと共同開発したNASセキュリティ暗号化アプライアンス「StorageSecure」

 StorageSecureはデータ保護技術を持つSafeNetと共同開発した製品で、きめ細かいレベルでのデータ暗号化を数Gbpsの速度で実行。さらに、共有NAS環境でのデータの分離、重要データにアクセスする際のリスク軽減、保護データへのアクセス情報の管理・追跡などの機能を提供する。

 StorageSecureのおもな特徴の1つが、「ポリシーベースのデータセキュリティ」だ。データをフォルダー単位で暗号化することで、共有NAS環境でのデータ分離が可能になり、悪意あるユーザや管理者による不正アクセスを効果的に防止する。

 また、StorageSecureの監査/セキュリティ管理の機能を通じて暗号鍵を一元的に保管・管理する機能も搭載。NAS内の重要データへのアクセス情報を追跡できるため、高度なデータ改ざん防止を実現するとしている。

 そのほか、Active DirectoryやNIS(Network Information Service)などのセキュリティポリシーとクライアント認証をそのまま使用でき、NASとファイルサーバをサポートするCIFSとNFS通信にも対応。SafeNetのエンタープライズ暗号鍵管理ソリューションである「KeySecure」との統合により、混在するさまざまな暗号化プラットフォームで使用される暗号鍵やポリシーを一元的に管理することも可能となる。

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