Windows RTでベストな体験をもたらす
Surface
シノフスキー氏お気に入りの「Surfaceローラーボード」。裏面にローラーをつけている
26日午後にはSurfaceのセッションがあり、シノフスキー氏はここでも冒頭にスピーチを行なった。SurfaceはWindows RTという新しい環境で「ベストな体験」を提供するためのもので、そのために専用のハードウェアを開発したのだという。
見た目での大きな特徴は背面のキックスタンドと、キーボードを兼ねる着脱式のカバー。またマグネシウム合金を使った筐体は、高い強度をもつという。その強度を示すためか、ステージでは肩の高さから落として見せたり、ローラータイヤを付けたSurfaceで作ったスケートボードを見せた。さすがにその場で乗ってみせてはくれなかったが、シノフスキー氏がヘルメットをかぶってこのボードに乗った写真が、すでに公開されている。
Surfaceの側面からの透視図。背面にキックスタンドが装備されているのが特徴
Surfaceが頑丈であることを示すため、ステージでは、肩の高さからSurfaceを床に落としてみせた
本体側面部分。エッジ部分のデザインは悪くなく、ある程度の質があり、安っぽさは感じられない
背面のカメラは本体に対して角度を付けて配置されている。キックスタンドで立たせたときに、正面方向を撮影できるようにしているため
Surfaceの特徴のひとつ、液晶カバーを兼用する「タッチカバー」、ストロークがなくセンサーでタッチを検出するが、表面にはキートップのように凹凸があり、指先で位置を把握できる
キックスタンドを閉じたところ。キックスタンド手前の部分に指先が引っかかるように小さな出っ張りがある。本体左側に見えるのは電源コネクタ部。右側はキーボードカバーを装着するためのミゾ
Windows RTのデスクトップ。デバイスマネージャーなどもそのまま動作している。画面左にあるのはオンスクリーンキーボード。画面キャプチャーは通常のWindows同様「Print Screen」キーで可能なのだが、タッチカバーには同キーがないため、これを使った
Windows RTには「MSINFO32.exe」があり、デバイスの情報を表示できる
Surfaceのデモ機を自由に触ってみた感じでは、確かにその筐体は金属の落ち着いた感じがあって、角のデザインなどである種の質感が感じられる。動作は比較的スムースで、なるほど「Windows RTのベストな体験」というのは、偽りではないようだ。