Windows 8と同時に入手・強化したいストレージ
Windows 8を導入するにあたって、強化したいパーツのひとつが「ストレージ」。特に狙いは3TB HDDと、価格のこなれてきたSSDだ。
Windows 8は「UFEI」(Unified Extensible Firmware Interface)と「GPT」(GUID Partition Table)に標準対応する(関連記事)。ごくごく簡単に説明すれば、UFEIは長らく使われてきた「BIOS」に代わる存在であり、GPTは「MBR」に代わる新しいパーティション管理方法だ。Windows 8がこれらに対応して何のメリットがあるのかといえば、2TBを超えるHDDをブートドライブとして選択できるようになったという点が挙げられる。
すでに3TBのHDDが登場して久しいが、これまではWindows 7 64bit版とWindows Vista 64bit版(SP1以降)だけでしか、3TB HDDをブートドライブに使用できなかった。しかしWindows 8では、その点を気にすることなく3TBのHDDを購入して、OSをインストールできるというわけだ。もちろんUFEI対応マザーボードなども必要だが。
大容量HDDをWindows 8と一緒に買おうと思っているなら、迷わず3TB HDDを選ぼう。なお、UEFI環境で3TB HDDへWindows 8をインストールする手順などについてはまた別の記事で解説したい。
一方で、実売価格も大きく下がった今ならば、Windows 8にリプレースするならSSDを選ぶというのも大きな魅力だ。128GB製品なら、すでに1万円を割り込んでいるし、500GB製品も3万円前後の製品が増えている。Windows 8のついでに手を出しやすい価格になってきた。ただでさえ高速起動のWindows 8だが、SSD導入でさらに高速に使えるはずだ。
Windows 8対応のテレビキャプチャー機器も
Windows 8に対応したテレビキャプチャー機器も登場しはじめた。まずアイ・オー・データ機器の「GV-MVP/XS3W」「GV-MVP/XS3」「GV-MVP/XZ3」は、10月下旬発売予定のテレビチューナーカード・ユニットである。GV-MVP/XS3シリーズは内蔵モデルで、GV-MVP/XZ3はUSB接続モデル。いずれも地デジ/BSデジタル/110度CSの3波に対応する。XS3Wのみダブルチューナー、ほかはシングルチューナー仕様となっている。いずれもハードウェアトランスコーダーを搭載し、フルハイビジョン放送を最大で15倍録画できる。
またピクセラからは、Windows 8スタイルアプリでテレビの視聴が可能な3波対応ワイヤレステレビチューナーユニット「PIX-BR320」が発表された。発売は11月初旬の予定。IEEE 802.11a/b/g/n 無線LAN経由でパソコンやAndroid端末からテレビを視聴できる(Androidは12月にアプリを配信予定)。録画についても後日アップデートで可能になる予定だ。
Windows 8用のアプリ「StationTV」は、Windows 8スタイルで動作するテレビ視聴アプリで、タッチ操作に適したユーザーインターフェースを備えている。いち早くWindows 8専用のテレビアプリを用意したことは賞賛したい。なお、StationTVはWindowsストアからの提供になる。
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