Windows 8の50の疑問は今回で最終回。お届けする疑問は、Modern UIをスキップする方法やスタートメニューをフリーソフトを利用して復活させる方法などをご紹介する。Windows 8の操作に戸惑っている人やタッチディスプレーを所持していない人に活用いただければ幸いである。
Q41 Windowsストアで購入したアプリは何台まで利用できる?
A41 Modern UI対応のアプリは最大5台までインストールできる
Windowsストアで入手できるModern UI対応アプリは、1つのMicrosoftアカウントでサインインしているユーザーが最大5台のPCまでインストールできる。ほかのWindows 8 PCでインストールする際は、アプリを普通に検索するほか、「マイアプリ」で一覧表示することも可能だ。
5台を超えてインストールするときは、利用中のPCをアカウントから削除する必要がある。「設定」→「お使いのアカウント」→「お使いのPC」を開き、外してよいPCの「削除」をクリックする。もちろん、削除したPCではそれ以後アプリを利用できなくなる。
Q42 Windows 8上でほかのOSを実行することはできる?
A42 Windows 8 Pro/Enterprise 64bit版なら可能
無印や32bit版でもフリーソフトを使えばできる
Windows 7に搭載されていたWindows XPを仮想PC上で動かす「XP Mode」はなくなった。さらに、仮想PCソフト「Windows Virtual PC」も利用できない。その代わり、Windows ProもしくはEnterpriseエディションの64bit版では、「Hyper-V」という仮想OS機能が利用できる。初期設定では無効になっているが、設定で有効にすればいい。ただし、CPUが仮想化支援機能をサポートしている必要がある。
「Hyper-V」は、コントロールパネルの「プログラムと機能」→「Windowsの機能の有効化または無効化」を開き、「Hyper-V」にチェックを入れる。CPUが仮想化支援機能に対応していない場合は、「Hyper-Vプラットフォーム」の項目がグレーアウトしてチェックできない。PCを再起動すると、スタート画面に「Hyper-Vマネージャ」が現れるので、起動し、他のOSをインストールしてウインドウ内で実行することができる。
無印エディションや32bit版でほかのOSを利用するなら、フリーの仮想PCソフト「VirtualBox」「VMware Player」などを利用しよう。
Q43 「Modern UI」が邪魔なんだけど、無効にはできないの?
A43 Windows 8の標準機能では無効にできない
フリーソフトを利用すればスタート画面をスキップできる
Windows 8では、通常Modern UIを無効にすることはできない。また、PC起動時に自動的にデスクトップを表示する設定も用意されていない。ユーザーを新しいUIに移行させようというマイクロソフトの意地がうかがえる。とはいえ、通常のディスプレーを利用しているユーザーにとって、デスクトップを表示するのにワンクッション入るのは面倒だ。
PCを起動したときに、自動的にデスクトップを表示したいなら、「Skip Metro Suite」というフリーソフトをインストールしよう。一瞬、Modern UIのスタート画面が表示されるが、すぐにデスクトップが起動するようになる。

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