独自の「どこでもコピー」が便利な
AQUOS PHONE Xx
以前紹介したAQUOS PHONE stと比べ(関連記事)、ソフトバンク系アプリに置き換わっているだけで、特別なアプリはそれほどない。 AQUOS PHONEらしいものとしては、ブラウザーの「クイックメニュー」。ブラウザーの画面で端をフリックすると、サブメニューが表示されるもので、「タブ一覧」「ブックマーク」「戻る」「再読み込み」「進む」といった項目が用意されている。画面が広いのでより便利に感じる。
日本語入力プログラムでは、キーボードを上下左右にスライドするだけで、フルキーボードや手書き、音声入力に切り替えることも可能。また手書きの認識能力も高く、ささっと漢字を雑に書いても大丈夫。GALAXYに導入されている7notesといい勝負だ。「SH SHOW」というアプリは、シャープがオススメのアプリや辞書、メール素材、活用術などを紹介する。
個人的に最も便利と感じるのは「どこでもコピー」だ。これまで文字のコピーができなかった、たとえばアイコンの下にあるアプリ名などをコピーできる。方法は機能を有効にしてから、ステータスバーを開き、どこでもコピーをタップする。あとは画面上の文字を選択する。どうやら画面を画像としてキャプチャーし、文字認識しているようだ。他の機種にもぜひ搭載してほしい機能である。
「読取カメラ」を使った名刺リーダーや、「歩数計」機能、AQUOSブルーレイなどとの連携機能などもしっかり揃っている。
今回の3機種中での勝者は
安定した好成績のAQUOS PHONE Xx!
ここまで比較してきた3機種は、第1回~第4回で紹介した機種と比べると一歩上の能力を常に示してきた。3強の名にふさわしく、とりあえず各キャリアで「最強を選べ」となれば真っ先に候補になる理由があらためて理解できた。最も3強と呼ぶには、HTC Jは性能面で全体的にあと半歩足らないといったところ。ただし、音楽や携帯性を重視するなら逆転しそうではある。
GALAXY S IIIは夏モデルを代表する一台ということもあって勝つときはぶっちぎり。ただその能力の高さゆえスピードテストのところで結果が悪いと目立ってしまった。
AQUOS PHONE Xxは1位をとれる得意分野を持ちつつ、他でも好成績。今回の3機種の中では1位をあげたい。ただしソフトバンクによる端末代金も含めた料金の高さ、テザリング非対応の問題がつきまとってしまう。この点を気にしないのであれば迷わず買いだ。
次回以降は機種を入れ替え、コンパクトで高性能な「Xperia SX SO-06D」「Optimus it L-05D」「PANTONE 5 107SH」の3機種を用意して比較を行なう。
この連載の記事
-
第212回
スマホ
3キャリアの主力ハイエンド機「Xperia XZ2」「Galaxy S9」「Mate 10 Pro」のスタミナ比較 -
第211回
スマホ
3キャリアの主力モデル「Xperia XZ2」「Galaxy S9」「Mate 10 Pro」でカメラ勝負! -
第210回
スマホ
3キャリアの主力モデル「Xperia XZ2」「Galaxy S9」「Mate 10 Pro」の速度対決 -
第209回
スマホ
3キャリアの主力販売モデル「Xperia XZ2」「Galaxy S9」「Mate 10 Pro」を比較 -
第208回
スマホ
「MONO」「Qua phone」「Android One」、キャリアのミドルクラスのスタミナは? -
第207回
スマホ
「MONO」「Qua phone」「Android One」、キャリアのミドルクラスのカメラをチェック -
第206回
スマホ
キャリアのミドル機「MONO」「Qua phone」「Android One」の速度比較 -
第205回
スマホ
主要3キャリアの最新ミドル機「MONO」「Qua phone」「Android One」を比較 -
第204回
スマホ
Galaxy、isai V30+、Xperia、ハイスペック機のスタミナテスト -
第203回
スマホ
Galaxy、isai V30+、Xperia、ハイエンドスマホのカメラをチェック -
第202回
スマホ
Galaxy、isai V30+、Xperia、キャリアのハイスペック機の速度を比較 - この連載の一覧へ