独自技術で使い勝手のいい
「URBANO PROGRESSO」
DIGNOシリーズを展開する京セラのスマホは、「HONEY BEE 101K」や「DIGNO DUAL」を見ても、どこかひと味違うものばかりだ。毎回、なにか面白いアプローチを織り交ぜてくるのは、フィーチャーフォン時代からの伝統といってもいいだろう。auの夏モデルとしてラインナップされた「URBANO PROGRESSO」も同様に、ユニークでありながら便利な機能を備えた一品に仕上がっている。今回はURBANO PROGRESSOの魅力をチェックしていく。
URBANO PROGRESSOは、auの公式サイトの言葉を拝借すると「機能」と「美」を備えた、大人のためのスマホという位置づけで、ターゲットとしては40~50代をターゲットにしているという。というものの、シックな雰囲気と後述する使い勝手からすると、全年齢にオススメできるスマホともいえる。まずはステキな外観からチェックしていこう。
高級感あふれるシックな雰囲気がただよう
URBANO PROGRESSOは、4型の有機ELディスプレーを採用し、そのサイズは幅64×高さ125×厚さ10.8mm、重量は約139g。片手でも両手でも操作できるギリギリのサイズに収まっている。有機ELディスプレーは、応答速度が速くて発色も良く、ゲーミングや動画視聴との親和性を重視しているだけでなく、輝度が高めなので太陽光下でも視認可能だ。
カラバリには、写真のオレンジに加えて、シルバーとピンクが用意されている。オレンジは男女問わず好まれそうな配色で、ピンクについてはこれも40代~50代を意識してか、やや控えめなピンクだが実機で見てみると、広い層を狙っている印象を受けた。
背面はマットなブラックで処理されている。滑落防止に加えて、汚れが目立ちにくい仕上がりだ。また背面の末端部は丸みを帯びる、ラウンドフォーム。すっかり定番の形状になったが、京セラはここにも力を入れているようで、かなり持ちやすい。このあたりは、セラミック包丁などで培ったノウハウが活かされているのだろうか。
OSはAndroid 4.0を採用しているものの、ハードウェアキーとして「戻る」キーと「ホーム」キー、「MENU」キーを備えているため、操作感としてはAndroid 2.3に近い。機種変更してもあまり操作で戸惑うことはないハズだ。この部分は気になる人もいると思うが、タッチパネルは乾燥している肌では反応が鈍い。加齢により潤いを失いがちな年代がターゲットということで、ハードウェアボタンを採用したのかもしれない。といっても、なんだかんだでハードウェアボタンは画面が見づらい状況のときに便利なので、歓迎すべき採用だろう。
ハードウェアスペックについては、デュアルコアでおサイフケータイ、ワンセグ、赤外線、防水・防塵、内蔵ストレージが大容量、そしてauならではのWiMAXに対応という、2012年のスマホトレンドを押さえており、特筆すべき点はないので、以下の表で確認してもらいたい。
「URBANO PROGRESSO」の主なスペック | |
---|---|
メーカー | 京セラ |
ディスプレー | 4型有機EL |
画面解像度 | 480×800ドット |
サイズ | 約64×125×10.8mm |
重量 | 約139g |
CPU | Snapdragon S2 MSM8655 1.4GHz |
メモリー容量 | ROM:4GB |
外部メモリー | microSDHC(最大32GB) |
OS | Android 4.0 |
WiMAX対応 | ○ |
WIN HIGH SPEED | ○ |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n |
テザリング | ○(最大8台) |
国際ローミング | CDMA/GSM/W-CDMA |
カメラ画素数 | 約808万画素CMOS/イン:約32万画素CMOS |
バッテリー容量 | 1500mAh |
FeliCa | ○ |
ワンセグ | ○ |
赤外線 | ○ |
防水 | ○ |
SIM形状 | microSIM |
連続待受時間 | 約360時間 |
連続通話時間 | 約540分 |
カラバリ | オレンジ/シルバー/ピンク |
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