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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第23回

スマートソニックレシーバーで通話が捗る「URBANO PROGRESSO」

2012年08月01日 12時00分更新

文● 林 佑樹

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受話器がない!? パネル全体で音を出す
スマートソニックレシーバーがステキすぎる

 URBANO PROGRESSOの特長として上げられているスマートソニックレシーバーは、電話としてのスマホの使い勝手を加速させている。そのため、スマホではおなじみの受話口が本体正面には存在しない。

 仕組みとしてはディスプレー全体を振動させて、スピーカーにしている。バイブレーションのようにわかりやすく振動しているとは一切感じないが、段ボールの上に置いてみると、振動が伝わりかすかに音声が聞こえるといった具合だ。

 メリットとしては、耳を当てる位置に関係なく音を聞き取りやすくなること、もうひとつは耳を覆うようにぺったりと密着させると、駅のホームや工事現場近くなどでもクリアな音声を聞くことができる。またヘルメット越しでもディスプレーの振動を介して、音声を聞き取ることができることも加えておこう(ヘルメット内部に声が響く感じで、ちょっと不思議な感覚を覚えるのだが)。そういう意味では、バイク乗りをはじめ、シニア層でなくても全年齢で便利すぎるオススメの機能だ。

耳にぺったりとくっつけた状態。このときは周辺の騒音をだいぶ物理的にカットできるため、とても聞き取りやすい

もちろんだが、写真のように従来のスマホのように少し離した状態でもちゃんと音声を聞き取ることができる

 受話機能としては「ノイズキャンセル」、「はっきり」、「ゆっくり」があり、通話前・通話中に切り替えられる。「ノイズキャンセル」は、上記のように耳にぺったりとURBANO PROGRESSOをつけた状態でONにすると、比類なき聞き取りやすさを体験できるだろう。「はっきり」は相手の声が聞き取りやすくなるというもので、基本的にONにしておくといい機能だ。「ゆっくり」は、たとえるならICレコーダーや音楽プレイヤーにある再生速度0.8倍といった感じで、しっかりと聞き取りたい内容のときに重宝するだろう。

受話中に設定を変更しているところ。オンオフが表示されるため、わかりやすい

ナンバー入力時のUIもボタンが大きくて操作しやすい

使い勝手のいいアプリやウィジェットたち

 40~50代をターゲットにしていることもあり、独自のウィジェットやアプリも多数用意されている。アプリとしてはDIGNOやHONEY BEE 101Kと同様のものが多いが、ウィジェットではビシネスケースビジュアルの大きなランチャー「ビジネスアプリ」が特徴的だ。もちろん、用途はよく使うアプリを格納しておくというもので、ASCII.jp読者層からすると「デカいよ!」と言われそうだが、前述のターゲット層にはちょうどいいサイズだ。

 このほかには、定評のある「すぐ文字」、「省電力ナビ」といったアプリが用意されている。詳細は下記の写真でチェックしていこう。

スリープ画面は画面全体が時計になる。またカメラと「すぐ文字」のクイック起動にも対応している

ホームスクリーン。デンと構えているのが「ビジネスアプリ」ウィジェット

「ビジネスアプリ」をタップしたところ。いわゆるランチャーだ

設定画面。ものすごく地味なところだが、Wi-FiやWiMAXはすぐにオンオフができるようになっている

ステータスパネルは、トグルスイッチが豊富

メールからSNSまで便利な「すぐ文字」。アプリを自由に登録できる。また画面下部は手書き入力状態のもの

こちらはテンキー表示。またURBANO PROGRESSO専用取扱説明アプリをインストールすると、画面上部のように操作や機能がレイヤー表示されるようになるため、初めてスマホを使う人でも安心

キーボード表示はスタンダードな配列

取扱説明アプリは細かく丁寧な作りなので、不安ならばインストールしておこう。なお、スクリーンショットにも対応している

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