電アス・ゲーム部 第9回
武将の美少女化にはもう飽きた? そんなアナタにこのゲームをオススメしたい!
【G-net出張所】PSP『桜花センゴク』は“萌え”も“燃え”もいけるハイブリットAVG
2012年07月17日 11時00分更新
電撃ASCIIの連載企画となる、電撃オンラインのゲーム好き編集者が贈るゲームコラム。一巡した今回では、美少女ゲーム担当が自信を持ってオススメできる武将美少女化アドベンチャーゲームを紹介する。


著者プロフィール
電撃オンラインで美少女ゲームやアニメ、グッズなどの情報をまとめている裏サイト(?)“G-net”の担当編集・ごえモンです。最近は『フツウノファンタジー』や『紅蓮華』、『はるまで、くるる。』などの積みゲーたちを消化しようと奮闘中。
主人公は明智光秀でヒロインは織田信長?
今回紹介するのは、アルケミストから7月5日に発売されたPSP用ソフト『桜花センゴク Portable』です。本作は、美少女ゲームブランド・APRICOTから2010年10月に発売されたPC用ソフト『桜花センゴク~信長ちゃんの恋して野望!?~』の移植作になります。
2010年当時、『三国志』の英傑や戦国武将、その他歴史上の偉人を美少女化した作品が世に溢れていたのを覚えています。偉人の美少女化モノは、いわば一発ネタになりがちなジャンルであり、実際に水準値を下回るクオリティの作品が世に多く排出されていました。そんな事情もあり、『桜花センゴク~信長ちゃんの恋して野望!?~』が発表された当時は、正直「やれやれ、またか」といった感想を抱いていたのです。
しかし、世界観に少しだけ興味を持っていた僕は、念のため本作を購入。「次にプレイする作品のつなぎになればいいか」なんて思いながらプレイしてみると……これがおもしろい! プレイ前は、正直そこそこ楽しめればまあいいか、ぐらいに思っていましたが、今は2010年美少女ゲーム界のダークホースだったと思っています。媒体問わず好きな美少女化作品を3つ挙げろと言われれば、『真・恋姫†無双 ~乙女繚乱☆三国志演義~』と小説『織田信奈の野望』、そして本作を選ぶくらいです。
あまりにも気に入ってしまったため、コンシューマへの移植が決定した2010年12月には、APRICOTさんに「移植版をぜひ特集させてください!」と問い合わせてしまったこともありました。いろいろな事情で特集できませんでしたが、そのリベンジもかねて、“電撃ASCII”で本作の魅力を簡単にお伝えしていきます。
『桜花センゴク Portable』プロローグ
ある日、戰獄学園(せんごくがくえん)から入学の推薦状が届いた。
明智光秀は、日々の生活費をバイトで稼ぐ“学生浪人”。あこがれの学生生活に、1も2もなく飛びついた。
ところが転校初日――光秀は、いきなり捕縛される事態に!
「余の前によくも顔を出せたな、打ち首じゃ!」
光秀の目前に立ちスラリと刀を抜きはなった少女は、織田信長と名乗った。
「お、俺は名前が明智ってだけで、本物の明智光秀じゃないんです!?」
事情が飲み込めぬまま命乞いをし、危ういところを命からがら逃げ出したものの……
光秀は武田信玄、上杉謙信など、次々と戦国武将の名前を持った少女に出会う。
そう、ここは“戰獄学園”。戦国武将の生まれ変わりが集う場所だったのだ!
推薦状が光秀のもとに届いたのは、“明智光秀”の生まれ変わりと勘違いされたためであった。
学園天下統一を目指す少女たちと、光秀の受難の日々は――こうして幕を開けた。

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