エフェクト系機能やシーンモードも満載
「アートショット」はエフェクト系の機能で、さまざまな特殊効果を得ることができる。今時のミラーレス一眼やコンデジであればほとんどの機種に搭載されており、簡単に面白い写真が撮れる人気の機能だ。
種類は7つで「ミニチュア」「トイカメラ」「ソフトフォーカス」「ライトトーン」「ポップ」「セピア」「モノクロ」がある。また、それぞれの項目で強/弱や色調などを3段階で変えられる。
アートショットの撮影サンプル
アートショットは「ベストショット」モードの中に含まれている。ベストショットモードはいわゆる「シーンモード」で、今撮ろうとしている状況がどんな状況で、どんな写真を撮りたいかを、あらかじめ用意されているいくつかのシーンモードから選んで撮影する機能だ。
今やシーンモードを持たないデジカメのほうが珍しいぐらいだが、これもカシオのデジカメはかなり早い時期から採用しており、カメラの知識がない人でも適切な設定を簡単に選べる方法として定着した機能だ。
シャッタースピードや絞りの効果は写真の知識がある程度あればなんとなくわかるかもしれないが、例えば夕焼けや朝焼けなどでオートホワイトバランスのままでは補正されすぎてしまう事や、紅葉などの風景で見た目よりも鮮やかに見せたいなど、多少誇張させて撮るほうが写真が楽しくなる。それを簡単に実現できる機能だ。
他社のデジカメの最新機種やこのZR300ではさらに進化しており、オートのままシーンもカメラが自動的に認識してくれるようになった。もはや撮影者がシーンを選ぶ必要もないのだろうが、あえて撮影したい具体的なシーンを選んでみるのも撮っていることを実感できていいものだ。